艮絶串灯台
 
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韓半島で日の出が一番早い場所、蔚州郡西生面大松里の「艮絶串(カンジョルゴッ)」は、東海で一番先に昇る太陽を観察することができます。迎日湾の虎尾串よりも1分早く、江陵市の正東津よりも5分も早く日の出を迎える場所で、その光景は壮観です。蔚山地域の鎮下海水浴場、西生浦倭城と共に、新しい名所として脚光を浴びている場所です。また、艮絶串の灯台は蔚山南部循環道路の入口から20分ほど離れた場所に位置しています。アカシアの花が咲く時期には蔚山から釜山の海雲台の方向に海岸を沿って進むと、潮の香りよりもアカシアの花の香りがふわりと感じられます。白い花をぶら下げたアカシアの蔓が延びている山道に沿って丘を登ると、いつの間にか目の前には海が広がっているというこの道は、ドライブコースとしても最適です。

孤石亭国民観光地
 
江原道(鉄原郡) ,
1977年国民観光地に指定された孤石亭(コソクジョン)は新羅・真平王(在位579~632)の時代に建てられた10坪あまりの二層楼閣です。現在の孤石亭は韓国戦争の時に焼失したものを1971年に鉄原の有志が再建したものとなっています。孤石亭は亭そのものより川の真ん中に高さ10メートルの奇岩がそそり立っている景色が有名です。この一帯は韓国で唯一の玄武岩産出地であり、孤石亭岩に上がれば眼下にS字型にうねる漢灘江と奇岩怪石を鑑賞することができます。船遊び・釣り場として知られていますが水泳は禁止されています。尚「鉄の三角地」の見学は、見学申請書を提出した後に孤石亭を見物すれば時間に合せて戦跡地をまとめて見ることが出来ます。見学コースは第2トンネル-鉄の三角展望台-「鉄馬は走りたい」という看板とともに列車の残骸が残っている月井里駅-白馬高地戦闘戦跡碑-労働党社廃墟などで3時間30分程度。入場料を支払うと戦跡館管理事務所で民統線出入証が発行され、ガイドの案内に従って車で午前10時30分、午後1時、午後2時30分に出発するコースとなっています。

城南アートセンター
 
京畿道(城南市)
 経済成長に必死だった韓国が次第に文化の重要性を認識し始め、21世紀に入ってから文化と芸術に目を向ける姿が顕著に見られるようになりました。このような時代のニーズに応じて城南市と城南文化財団が2005年10月、城南アートセンターを開館しました。 公演場のレベルはその地域の文化芸術のレベルを計る尺度であるといいますが、この城南アートセンターは近来建てられた国内の公演場のなかで最先端の設備を誇っています。

西来峰
 
全羅北道(井邑市 ) ,
内蔵山の北側を囲んでいる西来峰(ソレボン)は、 田や畑を耕したり、ならしたりする昔の農機具の一つ「馬鍬(ソレ)」に似ていることからこの名前が付けられました。約1kmに渡り峰の周辺を囲んでいる岩の絶壁が赤く染まった紅葉と調和を成し、内蔵山を代表する峰と言われています。一柱門から出発し、霹靂岩、西来峰、仏出峰、円寂庵、内蔵寺を通り再び一柱門に戻る登山コースを行くと西来峰へ訪れることが出来ます。所要時間は、約3時間です。

小白山国立公園(北部)(소백산국립공원
 
忠清北道(丹陽郡 ) ,
【韓半島の中心の霊山、小白山国立公園(忠清道圏)】小白山は韓半島の中心にそびえ立つ白頭大幹の壮大さと神秘さを持っている民族の霊山として兄弟峰をはじめ、神仙峰、国望峰、蓮花峰などが壮麗に並んでいます。忠清道では1970年に俗離山、1984年に月岳山に続き1987年に3番目の国立公園として指定された山です。小白山の世界は春にはつつじがきれいに咲き、夏の野草花、秋の満開になった紅葉と白い雪花が満開になった頂上の風景は秋の登山にはぴったりです。また、1,439mの飛蘆峰の頂上の広い草原地帯が四季折々の景色を作りだし、韓国のアルプスを連想させます。1,349mの蓮花峰にある国立天文台は韓国の天文学の中心となっています。そして毎年6月初旬には小白山と潭陽郡一帯で全国的なお祭りである小白山つつじ祭りが壮大に開催されています。【小白山を輝かせる峰】小白山には国望峰と飛蘆峰、蓮花峰、神仙峰、兄弟峰などの峰があります。そしてそれぞれの峰には特徴があるため、登山をより一層楽しむことができます。国望峰(1,420m)は北に神仙峰と兄弟峰、文殊山、先達山の稜線があり、南には蓮花峰、兜率山があり、近くに飛蘆峰があります。このような峰の稜線が国望峰に続いている様子は海の波のように見えます。小白山の中心である飛蘆峰(1,439m)は珍しい植物の群生地としても有名です。蓮花峰(1,394m)はつつじの花が咲き、毎年「小白山つつじ祭り」が開催されています。ミスつつじの選抜と山神祭など多彩な行事が開催されます。神仙峰(1,389m)は江原道寧越との境界にある南漢江上流の北側にあります。山が険しく仙人達が行き交う場所だとされ神仙山と呼ばれています。兄弟峰(1,177m)は山の頂上の峰が向き合っているとして兄弟峰と呼ばれています。※ 春期の野生花の開花時期及び場所主要野生花開花時期開花場所福寿草3月初め毘盧寺一帯 

剛庵書芸館
 
全羅北道(全州市 ) ,
芸郷 全州の雰囲気を味わいたいということであれば「全州市剛庵書芸館」に訪れてみると良いでしょう。全州を象徴する豊南門から慶基殿を経て東側に梧木台、郷校、寒碧堂などが続いている校洞の全州川沿いに1995年にオープンした「全州市剛庵書芸館」は、芸術を愛する人々の足が絶えることがありません。この地で生まれた書道界の巨匠である強庵 宋成鏞の意を汲んで建てられたこの書芸館には、1162点にも及ぶ書道作品が展示されている韓国で唯一の書道作品のみを扱った展示館です。また、剛庵書芸館から200m程北に行ったところには、東学運動を記念する東学革命記念館が建てられ東学運動の様子を垣間見ることができます、

九谷瀑布
 
江原道(春川市)
九谷瀑布は1981年2月13日、春川(チョンチョン)市の観光地に指定され、面積は2423平方㎢です。九谷瀑布の券売所から歩いて約20分のところに滝がありますが、周辺の自然景観とよく調和をなしており、奇岩怪石でできた岩の壁の迫力には思わず感嘆してしまうほどです。冬にはアイスクライミングの愛好家たちが多く訪れます。滝の下の右側の登山路に沿って20分程のところにある「カルダクコゲ」という峠を越えると「ムンベマウル(村)」が現われます。ここでは山菜ビビンパや民俗酒を販売しています。江村(カンチョン)から自転車専用道路を利用し、九谷瀑布駐車場までハイキングをした後に九谷瀑布を見物するか、江村市内から市内バスを利用し、九谷瀑布入口まで来る方法があります。

華溪寺
 
ソウル(江北区)
華渓寺は、ソウル特別市江北区水踰洞三角山にある寺院で、曹渓寺が管理している小さなお寺です。ソウル市内にありますが、山から流れてくる水がとてもきれいで、また鬱蒼とした森に包まれており、都市の中にある寺院とは思えない静粛を保っています。華渓寺は、朝鮮中宗17年(1522年)に信月僧が創建しましたが、1618年に火事で全焼し、1866年(高宗3年)興宣大院君が施主となり再建しました。境内には、初期の建物である大雄殿(有形文化財第65号)以外に冥府殿、三聖閣、千仏五百聖殿、梵鐘閣、宝華樓、鶴棲樓などがあります。華渓寺付近にある華渓寺谷には、烏啄泉がありますがこの薬水は昔からすが岩を啄んでできたもので皮膚病や胃膓の病気に特効があると言われています。

金海天文台
 
慶尚南道(金海市 ) ,
金海天文台(キメチョンムンデ)は1998年12月にミレニアム記念の一環として天体と宇宙についての疑問点を解決させて青少年たちに夢と希望を与え、市民たちにはロマンと思い出を贈ろうと2002年2月1日に開館しました。紀元前に金海地域で形成された駕洛国の始祖「金首露王」が卵から生まれたという伝説にちなみ天文台の形が卵に似せて作られています。金首露王の王妃である許黄玉 はインドのアユタ国出身の姫として知られていますが、 先端航海装備が無かった当時、許皇后は船に乗って駕洛国に渡って来る際、星を見ながら航海して来たと考えられています。 駕洛国の王が土城上空の天文を観測するために瞻星台を築き上げたという歴史的事実が伝えられており、今もそこは星を見る場所とされ、「ビビ(星を見る)壇」と言われています。こうした様々な歴史的事実から金海地域を中心に形成された古代国家伽耶は星ととても深い関係があるとされています。天文台がある盆城山の頂上では金海の全景を一望することが出来、特に星を眺めることが出来る日の夜景は絶景です。