城南アートセンター
 
京畿道(城南市)
 経済成長に必死だった韓国が次第に文化の重要性を認識し始め、21世紀に入ってから文化と芸術に目を向ける姿が顕著に見られるようになりました。このような時代のニーズに応じて城南市と城南文化財団が2005年10月、城南アートセンターを開館しました。 公演場のレベルはその地域の文化芸術のレベルを計る尺度であるといいますが、この城南アートセンターは近来建てられた国内の公演場のなかで最先端の設備を誇っています。

落星垈公園
 
ソウル(冠岳区) ,
落星垈公園(ナクソンデコンウォン)は、高麗の名将である姜邯賛(948~1031)の誕生の地を聖域化した場所です。1973年にソウル市により遺跡地として整備され、現在に至ります。 落星垈三重石塔の一層目には「姜邯賛 落星垈」と刻まれており、高さ4.48mのこの石塔は姜邯賛塔、姜邯賛 落星垈塔とも呼ばれています。*安国寺安国寺は、高麗時代の木造建築様式の代表格である栄州の浮石寺の無量寿殿を模して建てられたもので、姜邯賛の遺影が祀られています。*落星垈遺址姜邯賛が生家跡で、本来の落星垈三重石塔があった場所にあたります。1973年に落星垈を整備する過程でこの石塔が安国寺の境内に移され、石塔があった位置には高さ2mの遺墟碑が建てられました。つまり、姜邯賛の誕生地を記念し聖域化したものが落星垈公園であり、姜邯賛が生まれた場所は遺墟碑のある位置となります。

済州4·3平和公園
 
済州道(済州市 )
これまで人類は、英雄を讃え、これを記念してきましたが、20世紀に入ると、百姓や民を記念し始めるようになりました。済州4.3平和公園は、4.3事件によって済州島の住民たちが虐殺され、多くの人が惨い人生を送った歴史を記憶し、二度と同じ過ちを繰り返さないことを誓うために建てられました。済州4.3平和公園は、済州4.3事件に対する共同体補償の一環として始まり、2008年3月28日に完成しました。

梧桐島
 
全羅南道(麗水市 ) ,
麗水といえば梧桐島、梧桐島といえば椿の花を連想するくらい椿の花が有名な島です。また、閑麗海上国立公園の起点であり終点でもあります。麗水の中心街から車で10分程のところにある梧桐島入口の駐車場に車を停め、再び768メートルの防波堤道を15分程歩くと梧桐島に到着します。チケット売り場と梧桐島の間には椿列車が運行しています。面積125,620.4m²の島の中には椿の木や川竹など200種余りの常緑樹が空を覆うように生い茂っています。また、16,529m²の芝広場の中には70種余りの野生花が植えられた花壇や記念植樹の銅像などがあり、子供たちの自然学習の場としても利用できます。島全体を覆っている3000株余りの椿の木は10月から花が咲き始め、真冬でも赤い花が見られます。そして2月中旬ごろには約30%が開花し、3月中旬頃にはピークを迎えます。島全体に蜘蛛の巣のようにはりめぐらされている探訪路は恋人達のデートコースとしても人気が高く、総合商店街では南海で獲れたばかりの新鮮な刺身が味わえます。梧桐島入口から島の中に入ってゆく交通手段としては椿列車や遊覧船、モーターボートなどがあります。遊覧船やモーターボートは梧桐島入口の船着場から出発し、梧桐一帯の海岸の美しい風景や岩、洞窟などが観賞できます。また、突山大橋や向日庵を通る遊覧船もあります。

細花海水浴場
 
済州道(済州市 )
1980年オープンした「細花海水浴場(セファヘスヨクチャン)」は幅30~40メートルの海水浴場が200メートルほど広がっています。規模はあまり大きくありませんが、コバルトブルーの海が美しいところです。近くに細花邑が位置しており、各種宿泊施設などが整っています。 その他、近隣には文珠蘭(ハマユウ)の自生地「蘭島」、歴史遺産「別防鎮」、石の公園「石茶園」があります。 規模 長さ1キロメートル 幅30~40メートル 傾斜度5度 平均水深1~2メートル

周王山国立公園
 
慶尚北道(青松郡 ) ,
周王山(チュワンサン、720.6m)は、数多くの岩峰や深く秀麗な渓谷が美しい景観を織り成している韓国の3大岩山のうちのひとつです。1972年5月30日に観光地に指定されて以降、1976年3月30日には12番目の国立公園に指定されました。公園の総面積は105.582㎢で、行政区域上では慶尚北道 青松郡と盈徳郡の2つの郡および5つの面に渡っており、北には雪岳山や五台山、南には慶州、西には俗離山や徳裕山などの国立公園が広がっています。数百メートルにもなる大きな石がまるで屏風のようにそびえ立っていることから、新羅の時代には石屏山と呼ばれていましたが、統一新羅末からは周王山と呼ばれるようになりました。周王山には4つの瀑布の他に洞窟、大典寺およびその付属の庵が散在しており、天恵の観光資源が豊富です。*達基薬水湯(タルギヤクスタン)青松邑から東に3km程のところにある達基薬水湯には、下湯、中湯、上湯、新湯をはじめとする約10ヶ所の薬水が湧き出るスポットが整備されています。薬水の味は糖分を抜いた炭酸飲料のような味で、胃腸の病気や神経痛、貧血に効果があるとされており、多くの人がここの薬水を求めてやって来ます。*達基瀑布(タルギポッポ)達基薬水湯から約3kmほど上って行ったところに高さ11mの立派な瀑布があります。周王山第1瀑布を女性的であると例えるならば、この達基瀑布は男性的であるといえます。*周王山瀑布(シュワンサンポッポ)周王山の鶴巣台のすぐ上にある3つの瀑布で、第1瀑布は四方が屏風のような岩に囲まれており、その中を清らかな水が上から下へと打ち付けています。第1瀑布の上部に特に景観が美しい第2瀑布があり、その左500mのところには2段構造になっている第3瀑布があります。*チョルゴル渓谷周王山の南東部にある内周王渓谷付近にある静かな場所で、清らかな水が流れているだけでなく、そびえ立つ奇岩怪石と青々とした木々に囲まれていることからまるで別天地のような雰囲気が漂っています。

全州動物園
 
全羅北道(全州市 ) ,
徳津(トクジン)公園の正門を出て池のあるところから東に1㎞ほど行くとサッカーグラウンドやバレーボールコートなどの各種の運動施設がある公園や韓国ソリ文化の殿堂があり、ここから東に行くと全州ドリームランドの施設がある全州(チョンジュ)動物園が見えます。1978年6月10日に開園したこの動物園ではトラ、ライオン、キリン、カバ、ラクダ、バイソン、チンパンジー、カンガルーなどの動物を多数保有しています。希少動物としてはツキノワグマ、シマウマ、ジャガーなどがおり、106種670点ほどの動物を飼育しています。

独立門
 
ソウル(西大門区)
独立門(ドンニンムン)のある場所は元々使臣を迎えた迎恩門のあった場所でした。迎恩門は中国からの使臣がやって来たとき王が自ら出迎えた場所で、外交の象徴だったこの門の後に、1897年、独立門が建てられました。この門は、長い間影響を与えてきた中国や、韓国を脅かす日本やロシアに独立性を表わすためのもので、建設のための費用も国民の力によって集められました。この独立門はパリの凱旋門をモデルに作られており、御影石の煉瓦を積み上げた高さは14.28m。上部にはハングルで「独立門」と書かれ、両側には韓国の国旗「太極旗テグッキ」が描かれています。同じ敷地内にある西大門刑務所歴史館も是非見ておきたいところです。

長生浦クジラ文化村
 
慶尚南道(居昌郡 ) ,
昔の長生浦捕鯨漁村の風景を再現した「長生浦クジラ文化村(チャンセンポゴレムナマウル)」は、2015年にオープンしました。主要施設には、捕鯨が盛んに行われていた1960~70年代の長生浦の風景を再現した、懐かしい思い出の空間であると同時に教育の場でもある「昔の長生浦村」、実物大のクジラを形象化し、さまざまなクジラについて経験・学習できるユニークな体験空間「クジラ彫刻公園」、クジラに関した共感・共存など、多彩なテーマを扱うストーリーテリング型のフォトゾーン「クジラ物語の道・クジラ出会いの道」、盤亀台岩刻画や捕鯨壁画など、先史時代のクジラの歴史文化が体験できる屋外学習スペース「先史時代のコレマダン(クジラの庭)」、クジラ広場、水生植物園などがあり、それぞれにさまざまなテーマとストーリーが込められています。

済州国際空港
 
済州道(済州市 )
済州国際空港(チェジュグッチェゴンハン)は、北東アジアの中央部に位置していることから、中国、日本、東南アジアを結ぶ重要な役割を果たしています。済州島は、韓国で最も大きな島で9個の有人島と54個の無人島から成っており、行政区域上、最も小さな道(日本の県にあたる行政区域)となっています。参考ページ:済州国際空港