ソウル(中区) , 南大門・ソウル駅

1970年に竣工し、ソウル駅の東部と西部をつないでいたソウル駅高架道路は、老朽化により撤去の危機にありました。しかし、そんな高架道路を地域の新たな活力とすべく、高架道路を再活用する「Seoullo7017(ソウル路7017/ソウルロ7017)」プロジェクトが推進され、孤立したソウル駅一帯を連結した高架歩道橋として2017年にリニューアルされました。 「Seoullo7017」 という名称には、1970年に建設され、2017年に生まれ変わる高架、新しく繋がる17の連結路、高さ17メートルの高架という意味があり、断絶されていた周辺地域との架け橋となり、都市再生の第一歩を踏み出す役割を果たしてほしいという期待が込められています。 「Seoullo7017」は、365日・24時間開放されているだけでなく、観光案内所、ツーリストラウンジ、アイビー劇場、木蓮ステージ、バラステージ、トランポリンなど、さまざまな体験のできる各種施設が設けられており、いつでも自由に歩きながら、ゆったりした楽しい時間を過ごせる空間となっています。また、歩行路内には645の円形花壇に228種・2万4千種の花や木が植えられており、美しい空中公園としてだけでなく、夜にはライトアップされた素敵な景色を楽しめるよう照明装置も配置されています。 その他、地域の名所や歴史などの専門教育を受けた文化観光解説ボランティアの説明を聞きながら徒歩で巡る観光ツアープログラム「ソウルウォーキングツアー」を予約すれば「Seoullo7017」とソウル駅一帯の歴史文化遺産や観光スポットをより深く探訪することができます。


ソウル(西大門区) , 新村・梨大

梨花女子大学博物館は1935年の日帝強占期に、韓国の文化遺産を保存しようと教授と学生たちが集めた民俗品、木工品、陶磁器などを本館1階に陳列・展示したものが創設のきっかけです。博物館では学生や一般人のために所蔵品特別展を1972年から毎年開催しており、1996年からは梨花女子大学博物館の名品を分野別に再評価する特別展や小規模特別テーマ展なども開催し、文化、芸術の社会教育使命を果たしています。特に陶磁研究専門機関として窯跡の発掘や調査研究に注力しています。遺物の保存管理、学問的調査研究のために全国各地の遺跡の発掘調査など現地調査も並行しており、図録の発刊や調査報告書の発刊、文化財に対する学界および一般人の関心と理解を高めています。


全羅北道(全州市 )

国立全州博物館(クンニプ・チョンジュバンムルグァン)は全羅北道地域の文化遺産を研究、保存し展示している博物館。主に全北地域で見つかった先史時代と馬韓・百済時代の遺物約24,000点を保有し、他にも仏教美術品、陶磁器、金属工芸品、民俗資料なども豊富です。その中で1,100点余りの資料は常設展示室で見ることができるようになっています。博物館1階には考古室と企画展示室があり、2階には美術室と民俗室があり、農耕、食生活、民俗芸能などを主題に分けられたテーマ展示や民俗生活を立体的に復元した展示などがみどころとなっています。


ソウル(中区) , 仁寺洞・鍾路

観光案内センターや、韓流体験、韓食展示・体験館、医療観光など、韓国の観光情報を提供するK-スタイルハブ(K-Style Hub)。観光情報の提供や観光案内を行うだけではなく、韓国の文化や、料理、伝統に触れることのできる空間です。


ソウル(江南区) , 狎鴎亭・清潭洞

清潭洞にある小さな公園です。


ソウル(中区) , 乙支路・忠武路・南山

1950年に設立された国立劇場には、国立劇団、国立唱劇団、国立舞踊団、国立国楽管弦楽団など、4つの公演団が所属しています。


慶尚北道(慶州市 )

「慶州東宮と月池」は新羅の王宮の別宮跡です。他の付属建物とともに王子が居住する場所として使用され、国の慶事があるときや貴賓をもてなすときにここで宴会を行ったといわれています。新羅の敬順(キョンスン)王が甄萱(キョンフォン)に侵入された際、931年に高麗の王建(ワンゴン)を招いて危機を訴え、宴を催したところでもあります。新羅は三国を統一後、674年に臨海殿(イムヘジョン)辺りに大きな池を掘り、池に島や山を造って植物を植え、珍しい鳥や動物を飼っていたと伝えられています。高麗時代の『三国史記』には臨海殿のみが記録されており、月池については言及されていません。朝鮮時代の『東国輿地勝覧』に「雁鴨池の西には臨海殿がある」と記録されており、現在の位置を月池と推定しています。臨海殿址(イムヘジョント)の池の周辺では、1975年に浚渫を兼ねた発掘調査で回廊址(ファランジ)を始めとした26の建物跡が確認されました。臨海殿と推定されるところを含めた3つの新羅の建物跡と月池を1980年に復元し、今日に至っています。ここで出土した多くの遺物の中で、宝相華(ポサンファ)の模様が刻まれたレンガには「調露2年(680年)」という文字が刻まれており、臨海殿が文武(ムンム)王のときに作られたことを裏付けています。平鉢や皿も多く出土し、新羅の墓から出土するものとは異なるため、実際の生活で使用されていたものとみられています。臨海殿は別宮に属する建物ですが、その比重は大変大きかったものとみられています。月池は新羅の苑池を代表する遺跡で、池は湾曲した形をしています。これは狭い池を広く感じさせるように工夫されたもので、新羅の人々の知恵が感じられます。※文化財庁では2011年に史跡第18号の「慶州雁鴨池(キョンジュ・アナプチ)と臨海殿址(イムヘジョント)」を「慶州東宮(キョンジュ・トングン)と月池(ウォルジ)」に名称変更しました。臨海殿は東宮に属するひとつの建物であったため、全体を表す東宮に変更。また、雁鴨池は朝鮮時代に付けられた名称でしたが、出土した遺物より、新羅時代には月池と呼ばれていたことが確認されました。


釜山広域市(海雲台区) , 海雲台

映画の殿堂は釜山国際映画祭の専用館であり、象徴である建物です。アジア最高の映画祭、世界的な映画祭として成長した釜山国際映画祭の成功神話、専用館の建設を渇望した映画関係者達の熱望、アジアを代表する映画・映像都市を目指した釜山市の強力な意思が後押しして映画の殿堂が完成しました。映画の伝統は優れた造形性と解体主義建築美学が具現化された世界建築史上でも芸術的な建物です。サッカー場の2.6倍の面積に達する世界最大規模の屋根(ビックループ、スモールループ)とその下に作られた42,600のLED照明は幻想的な景観を演出しています。映画の殿堂はCINE MOUNTAIN、BIFF HILL、DOUBLE CONEの3つの建物で構成されており、本館であるCINE MOUNTAINには芸術性と大衆性のある多様なジャンルの映画を鑑賞することができる3つの上映館と国内最高水準の公演舞台が自慢のハヌル劇場があります。映画の殿堂は世界最初の映画と公演芸術を同時楽しむことができる映像複合文化空間です。


ソウル(龍山区) , 梨泰院・龍山

国立中央博物館は約22万点の遺物を所蔵し、考古学、歴史、美術、アジア関連の文化財を展示する常設展示館、多様な展示が可能な可変性に構成された企画展示館、体験や参加学習を通じて展示が理解できるように設計された子ども博物館、博物館野外庭園を利用した石塔など多様な石造作品が展示された野外展示室から成り立っています。また国内外の展示活動のほかにも遺物収集、保存、調査研究、社会教育活動、学術資料発刊、国際文化交流活動、各種公演などの機会を提供する複合文化スペースとして教育の面でも、エコグリーンスペースとしても良質の文化プログラムを準備し、老若男女がいつでも訪れられる都心の名所としての役割を果たしています。特に2010年11月にソウルで開催された主要20カ国・地域(G20)首脳会議の期間内には、各国首脳が訪問し観覧した場所として、韓国の美しさを表現した代表的な観光名所になっています。 


ソウル(永登浦区) , 汝矣島・永登浦・麻浦

漢江公園には、汝矣島漢江公園など6ヶ所の公園に屋外プールが設置されています。一般のプール施設の半分程の料金で利用することができる他、徹底した水質管理を実施しており、安心して利用することができます。場内には、ドリンクなどを販売する売店などの便宜施設も完備されています。*場所:西江大橋下流屋外プール