慶尚南道(金海市 )

蔚山市を東西に横断する太和江は、迦智山サルパウィ、白雲山タプコルセムなどで発生し、蔚山市街地を過ぎ、東海の蔚山湾に向かって流れる長さ47.54㎞の川です。蔚山市民と歴史を共にし、蔚山の誇りであり、大切な河川です。 太和江は蔚山が開発される前は、1級水の川でアユやサケなどが集団で生息していた澄んだ川でしたが、産業化が進み、各種排水で汚染され、段々と市民から目をそらされるようになっていました。その後、太和江を生き返らせるプロジェクトが進められ、今の姿に戻りました。 太和江には蔚山の象徴である鯨と白鷺の形状を象徴的に表現した、非対称構造の「十里竹田橋(太和江の橋の中の一つ)」と渡り鳥や太和江の自然観察ができる「太和江展望台」があります。また、テスプ公園、芝生、散歩道、体育施設などの便利施設が設けられており、市民の憩いの空間として、多くの人々に愛されるだけでなく、美しい自然の姿を保った渡り鳥の生息地としての位置を確立しています。 この他にも、上流流域の迦智山一帯は、都立公園に指定されており、周辺に多くの文化遺産が散在しています。


江原道(江陵市) , 江陵

大関嶺博物館は江原道江稜市城山面に位置しています。全体的な建物の形が石支墓の形をしており韓国建設協会の選定した優秀建築賞と江原道最優秀賞を受賞するほど周辺の景観とも調和をなす優れたデザインです。大関嶺博物館には計6つの展示室があります。「青竜の部屋(東側)」では青磁や陶磁器、「白虎の部屋(西側)」では仏教美術品や木彫りの人形などが観覧できます。「朱雀の部屋(南側)」では新婦が結婚式をあげるときに乗っていくかごを始め、民画や文字、「玄武の部屋(北側)」では青銅が展示されています。その他、「土器の部屋」では先史時代の穴蔵や土器、「ウリ(私たち)の部屋」では木材で作った家具や民俗工芸品が観覧できます。また、野外展示場では石で作った塔や彫刻を始め、藁ぶきの家や水車などが展示されています。


慶尚南道(昌原市 )

昌原市東邑にある注南貯水池(チュナムチョスジ)は、周辺の山々から流れ出す水と近くの洛東江の水を水源にした3つの貯水池が水路でつながった約180万坪の大きな貯水池です。ここには葦が自生する島があり、食料が豊富なため渡り鳥の飛来地となっています。毎年11月ごろには天然記念物第201号の白鳥、第203号の真鶴など、約20種あまりの野鳥数万羽が飛来し、翌年3月ごろまで滞在します。 世界的な渡り鳥の渡来地として、さまざまな渡り鳥を観察できるだけでなく、「自然景観探訪休養地」として、ここを訪れる人々に癒しの空間を提供しています。ラムサール文化館、生態学習館、探鳥台、注南環境スクールなどの施設を無料で利用でき、また、注南貯水池一帯を生態専門の案内ガイドとともに探訪することもできます。セドゥリ花道や蓮の花団地では、季節の花も楽しめます。


全羅南道(順天市 )

曹渓山の北側の麓に位置する松広寺は陜川海印寺、梁山通度寺と共に、韓国の三宝寺刹と呼ばれています。松広寺の起源は新羅時代末期に 慧璘禅師が小さな寺を建て吉祥寺と呼んだことにさかのぼります。その後、普照国師知訥が定慧結社をここに移し、松広寺修道と座禅の道場として修行寺となりました。そして知訥をはじめとする16人の国師を輩出しました。また、木造文化財の多い松広寺は境内に約80棟の建物があります。16人の国師の真影を奉安する国師殿などの国宝3点、下舎堂、薬師殿、霊山殿などの宝物13点、天然記念物である双香樹などの国家文化財17点、慈靜国師舍利蓋などの指定文化財10点の合計27点の文化財が保存されています。大雄伝を中心に左右に僧宝殿と地蔵殿があり、荘厳な雰囲気を醸し出しています。*松広寺の3つ名物(1)萩の櫃: 大きな萩の枯れ木の中を掘って作った巨大なお櫃で、一度に4000人分のご飯を入れらる大きさ。(2)能見難思:精進料理を入れる器の一種で、 手工芸で精巧に作られたもの。(3)双香樹: 普照国師知訥と唐の湛堂王子が松広寺天子庵に着き、持っていた杖をついた所から芽が出たと言われています。高さ12m、樹齢800年になり、木全体が大きく曲がっているのが特徴です。


全羅南道(海南郡 )

頭輪山(トゥリュンサン)は南道にある名山で大芚山とも呼ばれています。高さは703mで大小8つの霊峰から成っています。寺院や遺跡が多く、自然環境が素晴しく、暖帯性常緑広葉樹や温帯性落葉広葉樹が森を形成し、植物分布学上重要な価値を持っています。 大興寺入口から頂上までは約2~3時間かかり、反対側の入口にある頭輪山ケーブルカーを利用すると、頂上のすぐ下まで行くことができます。頭輪山の頂上からは多島海と平野が広がっています。ケーブルカーの長さは1,500mで、片道10分程度かかります。


江原道(寧越郡)

江原道寧越郡金サッカッ面臥石里に1998年着工し、2000年7月29日に開館しました。 民画博物館では朝鮮時代の民画3千点が所蔵されています。木版に民画を描いてみることができる体験コーナーと成人のみ入場することが出来る春画展示館もあります。 開館時間は11月~2月までの冬季は午前10時~午後5時まで、3月~10月までの夏季は午前9時~午後6時までです。また、寧越郡には民画博物館以外に金サッカッ文化館やインド美術博物館が位置しています。


京畿道(安山市)

京畿道安山市檀園区にある「京畿道美術館」は、2006年10月25日に開館した道立美術館です。京畿道美術館は、地域の芸術文化の発展と現代美術の秀作を保全、解説する役割を果たしています。


仁川(中区) , 仁川市街地

仁川の必見観光スポット:月尾展望台とその周辺 月尾展望台:仁川の絶景を堪能 韓国の仁川を訪れるなら、月尾展望台は見逃せないスポットです。この展望台は月尾山の頂上に位置し、仁川港、仁川大橋、沿岸旅客船ターミナル、そして周辺の島々を一望できる場所です。 月尾山の頂上までのアクセスは徒歩で約30分、またはシャトルバス「シールカー」を利用すれば約15分です。展望台の円形階段を登ると、眼下に広がる西海の青い波と仁川港、そして頭を上げると仁川市内と自由公園の美しい景色が広がります。特に夕日は壮麗で、沈む太陽が西海を黄金色に染める光景は圧巻です。夜には23メートルの高さを誇る三階建てのガラス展望台が幻想的な雰囲気を醸し出し、デートスポットとしても人気があります。 展望台には「ムーンライトマルカフェ」があり、コーヒーを楽しみながらリラックスして景色を眺めることができます。また、周辺には月尾山頂広場や礼砲広場などの観光スポットもあります。 月尾展望台エリアの見どころ 月光音楽噴水 月尾文化通りに位置する月光音楽噴水は、特に夜に訪れると素晴らしい光景が広がります。噴水は5月1日から10月31日まで運営され、音楽とシンクロした水と光のショーが楽しめます。毎週月曜日には定期点検が行われますが、夜のライトショーは特にカラフルで美しく、多くの観光客を魅了します。 月尾テーマパーク 月尾テーマパークは、様々なアトラクションが揃っており、家族連れやカップルに人気のスポットです。子供から大人まで楽しめるアトラクションが豊富にあり、一日中楽しむことができます。 月尾海列車 月尾海列車は、月尾島を一周するモノレールで、全長6.1キロメートルを約42分で走行します。この高架列車からは、月尾島、仁川内港、西海、そして遠くに見える仁川大橋などの素晴らしい景色を楽しむことができます。 月尾島クルーズ 海を愛する人々にとって、月尾島クルーズは西海の美しさを体験する絶好の方法です。クルーズでは、仁川港、永宗大橋、そして美しい夕日を眺めることができます。デッキからカモメに餌を与えることもでき、ユニークな体験が楽しめます。 美食体験 月尾島は新鮮な海鮮料理で有名で、50以上のレストランが美味しいシーフードを提供しています。特に「カルグクス」という手打ちの麺料理は必見です。また、海風を感じながらコーヒーを楽しむカフェも多く、リラックスした時間を過ごすのに最適です。 月尾島は韓国の隠れた宝石であり、美しい景色、美味しい食べ物、エキサイティングなアクティビティが揃っています。都市から遠く離れることなく、新しい美しい場所を探索し、楽しむのに最適な日帰り旅行先です。仁川を訪れる際には、ぜひ月尾島の魅力と観光スポットを満喫してください。


全羅北道(茂朱郡 )

テコンドー公園は、世界182カ国で6千万人の競技人口を誇るテコンドーの聖地として韓国を代表する文化観光資源となるべく全羅北道茂朱郡に造成されました。世界中のテコンドーに携わる人々の交流の場となると共に、テコンドー文化芸術産業のハブとして機能することをビジョンとして掲げています。伝統と現代の建築様式が調和を成しているテコンドー公園は、世界中のテコンドーに携わる人々の心のふるさととなるでしょう。* 規模総面積:2,314,060m²(70万坪)団地造成面積:1011574.8m²(30万6千坪)建築延べ面積:261158.2m²(7万9千坪)


全羅南道(康津郡 )

康津湾を一目で見ることができる萬徳山の麓にある茶山草堂(タサンチョダン)は、朝鮮時代後期に実学を会得した丁若鏞が流罪に処されて暮らした場所です。「茶山」とは康津橘洞の後方にある山の名前です。丁若鏞が1801年、康津に流罪になって18年余りを過ごし、「牧民心書」「経世遺表」など約500冊の本を執筆し、朝鮮時代の性理学の空想的な発想を実用的な科学思想に基づいて研究するように導いた場所です。