奨忠壇公園
 
ソウル(中区)
南山の北東側のふもとにある奨忠壇公園は朝鮮王朝第21代王英祖の時に都城の南を守っていた南小営のあった場所です。高宗は1900年11月に奨忠壇という祠堂を建て、現在は新羅ホテル迎賓館のある場所となっています。祠堂は韓国戦争(朝鮮戦争)中に破壊されてしまいましたが1969年に奨忠壇に建てられた碑が現在の位置に移されました。奨忠壇が公園になったのは、1919年のことです。しかし、日帝強占期に民族の精神を抹殺するために博文寺という寺が建てられ、公園が造られますが光復後、日帝強占期に建てられた建物が撤去されました。1984年9月22日に第374号として近隣公園になった奨忠壇公園は自然公園である南山公園の一部となりました。奨忠壇公園一帯は奨忠壇碑、水標橋、關聖廟、臥龍廟などの文化財をはじめ、3.1運動記念碑、韓国儒林独立運動パリ長書碑、満海韓龍雲詩碑とユ・グァンスン、李俊烈士、金龍煥の銅像があります。

アートセンターK
 
ソウル(鍾路区)
2012年2月にアートセンターK(旧ワンダースペース)は再オープンしました。アートセンターKは、若さとロマン、そして文化が花開く大学路で、様々な形式と価値を持った差別化された公演芸術プログラムを紹介し、創作、交流、教育および公演活動の場として芸術に携わる人々を支援し、地域と文化を繋ぐ専門公演場としての役割を果たすと共に、文化享有の空間としてだけでなく、芸術への参加と創造の空間としての役割も果たそうと努力しています。アートセンターK内のトングラミ劇場、セモ劇場、ネモ劇場は名前の通り舞台や客席の構造にそれぞれ個性が表れており、そのうち1つの劇場では児童劇が常時公演されています。他の2つの劇場では作品性と興行性を持ち合わせた演劇やミュージカル、コンサート、その他文化イベントを選定し貸館運営しており、また定期的にオリジナルの作品も企画し運営しています。

雲峴宮
 
ソウル(鍾路区)
雲峴宮(ウンヒョングン)は正式な宮殿ではなく、王族の親族である興宣大院君・李昰應(1820~1898)の一家が居住し生活していた空間だった所です。ここに12歳まで住んでいた高宗(1863~1907)が王位に就いた後、大幅に拡張・新築し、宮に昇格したという経緯があり、この時から雲峴宮は4つの大門を持った雄壮な宮闕ほど雄壮な家に変貌しました。しかし日帝強占期と韓国戦争で被害を受け現在の規模となりました。 雲峴宮正門を入ると、右側に長く建った守直舍という瓦屋がありますが、これは宮の管理と警備、雑用の担当者たちが主に住んでいた所。守直舍を過ぎると大門があり、興宣大院君が息を引き取った老安堂という建物があります。この老安堂を過ぎると還暦や宴など各種家内行事が行われた老楽堂があります。1866年高宗と明成皇后(1851~1895)との家礼もここで開かれ、明成皇后が王妃修業を受けた所としても有名。毎年4月と10月には高宗と明成皇后の結婚式を再現する行事が行われ数多くの人で賑わいます。

雪岳山 権金城
 
江原道(束草市)
小公園から左側の渓谷にかかった飛竜橋を渡れば、権金城(クォングムソン)まで続く道があります。しかし、急な岩道(2.5キロ)を1時間もかけて登らなくてはなりませんが、ケーブルカーを利用すれば容易に権金城に登ることができます。雪岳洞の小公園内の険峻な岩山の上にそびえ立つ2,100mの山城が権金城です。権金城が建てられた正確な時期は明らかになっていませんが、新羅時代に権氏と金氏の2人の将軍が戦禍を逃れるために作ったため、権金城と言われているという説があります。ここからは、外雪岳と東海の海が目の前に広がる絶景を眺めることができます。

光州市立美術館
 
光州広域市(北区) ,
光州広域市立美術館は1992年 8月 1日に地方の公立美術館として初めて開館しました。1996年規模を拡大改編して光州ビエンナーレを管掌しています。光州広域市と全羅南道地域に縁故を置いたホ・ペクリョン、オ・ジホ、ヤン・スア、イム・ジクスンなど有名故作家の作品から現在活動している作家の作品に至るまで約 560点の作品を所蔵しています。市立美術館の主要事業は企画事業を基盤とし、様々な文化プログラムを通じた教育事業と地域美術の活性化などの事業にも力を注いでいます。

釜山チャイナタウン特区(上海門、上海通り)(부산 차이나타운특구
 
釜山広域市(東区)
釜山駅前の草梁(チョリャン)には「上海通り(サンヘ・コリ)」と呼ばれる通りを中心にしたチャイナタウンがあります。1884年中国・上海から姉妹校流を結んだことによりこの草梁地域に領事館や華僑の学校などが設けられ中国人が多く居住するエリアになりました。大通りに面しては釜山市と上海市が共同で設置した中華風デザインの「上海門」があり、周辺には美味しい中華料理の店が多くあります。カンヌ映画祭でグランプリを受賞した韓国映画「オールドボーイ」には餃子が重要なアイテムとして登場しますが、主人公が餃子を食べ歩くシーンはここで撮影されました。

釜山海洋自然史博物館
 
釜山広域市(東莱区) ,
海の中の神秘さを見ることの出来る釜山海洋自然史博物館 1994年6月10日に開館した釜山海洋自然史博物館は国内で最初、最大規模の海洋自然史分野の専門博物館です。世界約100ヶ国の貴重な品種、大型種、韓国特別種など海洋生物を中心に自然史資料約25,000点を収集、展示しています。所蔵品の相当数は展示価値および貴重性の面で国際的な水準です。2003年4月には第2展示館を開館し、2007年2月23日に分館として釜山漁業民俗館を開館しました。

御真博物館
 
全羅北道(全州市 ) ,
2010年11月6日にオープンした御真(オジン)博物館は地上1階、地下1階、延面積1,193.71㎡で、慶基殿と太祖御真(李成桂の肖像画)を中心とした展示を行っています。1階には太祖御真と新しく模写された6人の御真(世宗、英祖、正祖、哲宗、高宗、純宗)が展示されています。その他に展示空間としては歴史室、輿車室、企画展示室があり、休憩スペースや遺物を保管するための収蔵庫施設もあります。

大邱文化芸術会館
 
大邱広域市(達西区) ,
1990年5月に開館した「大邱文化芸術会館」は大邱広域市の文化芸術のメッカで公演館、展示館、野外公演場など大規模な施設があります。公演館は音楽、舞踊、演劇、オペラなどのための大劇場(1,090席)と独奏会、演劇などのための小劇場(320席)で構成されています。展示館には13の展示室と国際会議場などがあり、展示館の後ろの雑木林に位置する野外公演場(観覧席700席)は音楽会、舞踊、民俗歌舞などの公演と野外ウェディングホールとして利用できます。特に、頭流公園内に位置する野外音楽広場は韓国最大規模の2万7千人を収容することができる公演場です。音楽会をはじめてとして演劇、ミュージカル、オペラなどの多様なジャンルの公演が開催されます。この他の施設として、伝統生活工芸品を展示、販売しているアートショップと休憩所としてコーヒーショップなどがあります。大邱文化芸術館は企画公演及び展示だけではなく交響楽団や合唱団、舞踊団、国楽団、劇団、青少年合唱団、オペラ団など6ヶ所の私立芸術団体と地域芸術家達の場所であるとともに、大邱市民達にとっての都心の中の心休まる芸術空間として親しまれている名所です。

普門湖
 
慶尚北道(慶州市 ) ,
慶州普門観光団地の開発計画により、慶州市の東にある明活山の城跡につくられた50万坪規模の人工湖で、周囲には国際的規模のホテルや慶州ワールドなどの各種娯楽施設や公園施設が整えられています。普門湖は山道と自転車道が整備されており、ハイキングコースとしても人気があります。また、慶州では特定の場所だけに桜が咲いているのではなく、市内全体が桜で覆いつくされているのが特徴です。見渡す限り桜いっぱいの街ですが、その中でも特に普門湖は桜が美しいところです。風が吹けば花房が舞い落ち、こんこんと降り積もる雪を思わせます。こんな風景の中、桜の季節である4月には慶州桜マラソン大会も開催されます。