李起鵬の別荘
 
江原道(高城郡) ,
李起鵬の別荘は、花津浦の城(金日成の別荘)と李承晩の別荘(高城)の間にある湖のほとりに建っています。1920年代に外国人宣教師により建築された建物で、解放後は北韓の共産党幹部のリゾートとして使用されました。休戦後は、李起鵬副大統領の妻・朴マリアが個人の別荘として使用していました。朴マリアは高城郡の大津に大津教会を建て、よくここを訪れていたといわれています。別荘には執務室や応接室などがあります。

泉洞洞窟
 
忠清北道(丹陽郡 ) ,
1977年12月忠清北道記念物第19号に指定された泉洞洞窟は、丹陽郡泉洞里村の裏側にある山の中腹に位置した長さ470mの天然石灰洞窟です。約4億5,000万年前から生成され、地中に美しい「花のお盆がある洞窟」として知られているこの泉洞洞窟には、鐘乳石、石筍、石柱、鐘乳冠などが、まるで森のように壮観を成しており、様々な洞窟の堆積物が、整然と並び「洞窟の標本室」と呼ばれているほどです。比較的規模は小さくシンプルな空洞の洞窟ですが、多くの洞窟の地形・地物が発達しただけでなく、その色彩も華やかで美しいことから巨大な“極楽世界”を連想させます。そのため、丹陽郡古数里にある天然記念物第256号に指定された古数洞窟と共に、韓国で一番美しい石灰岩洞窟の内の一つと言われています。

ソウル大韓医院(서울 대한의원)
 
ソウル(鍾路区)
ソウル大学病院構内のレンガ造りの2階立ての建物が大韓医院の建物です。 大韓医院は1907年、大韓帝国政府がこれに先駆けて立てた内務府所管の広済院と学部所管の京城医学校付属病院、宮内府所管の大韓赤十字病院などを統合し、議政府直属の医院として設立されました。 1907年、大韓医院の設立発表と同時に、宅地部建築所の日本人技術者の矢橋賢吉による設計で本館と別室7棟、そして付属の建物などが着工となり、1908年竣工しました。建物が完成するまで、大韓医院は、広済院に置かれ、1910年日帝強占期の開始と共に、総督府医院に変えられました。1911年には付属医学教習所と改称し、1926年には京城帝国病院に編入し、大学病院となりました。1945年の開放以降は、ソウル大学校付属病院となり、今に至っています。 現在現存しているのは竣工当時の本館だけで、この建物は中央府の時計塔を中心に両サイドは羽のように広がり、正面は突出した形になった2階立てのレンガ造りの建物です。 *面積-10,181,91㎡

月出山国立公園
 
全羅南道(霊岩郡 ) ,
月出山国立公園(ウォルチュルサン・クンニプコンウォン)は、最南端の山岳型国立公園です。月出山は「月が出る山」という意味で、その名の通り美しい自然景観を誇るところです。特に天皇峰(809メートル)を中心に、山全体が水石の展示場のように多様な岩石で成り立っており、竜が住んでいたという伝説がある九井峰や国宝144号に指定されている磨崖如来座像などの見所があります。 また頂上には300人が座れるほどの平らな岩があり、周囲の景色と新鮮な空気を存分に楽しめる格好の場所となっています。 また地上120メートルの高さにつくられた長さ52メートル、幅0.6メートルの橋や獅子峰左側中腹の渓谷には7段にもなる滝、道岬寺と無為寺につながる道に広がるアシ畑などは四季折々の美しさを見せ一年中行楽客の足が絶えることはありません。

釜谷温泉観光特区
 
慶尚南道(昌寧郡 ) ,
釜谷(プゴク)温泉は昔、村に温泉が湧き出る井戸があったことから、湯治のために大勢の人が訪れたと伝えられています。また、釜谷温泉は1970年~80年には新婚旅行先として人気がありました。 現在、温泉観光客は1日平均1万~2万人、年間で400万人に達します。釜谷温泉は国内有数の温泉の中でもっとも高温の78℃を維持しています。釜谷温泉は1973年に発見された硫黄アルカリ性温泉で、1日の湧出量は6000トンになります(国内最大量)。 釜谷温泉観光特区にはホテルやコンドミニアム、ゴルフ場など、温泉関連の総合リゾート施設や、24ヶ所の温泉スポットがあります。温泉スポットでは「釜谷ハワイ」が有名で、観光ホテルの屋内外にプールや公演ステージ、チムジルバン、サウナなどの様々な便宜施設が揃っています。 毎年4月には温泉がいつまでも湧き出ることを祈願して「温井祭(オンジョンジェ)」が開催されます。

フロウハウスソウル(FLOW HOUSE SEOUL)
 
京畿道(高陽市)
FLOW HOUSE SEOUL(フロウハウスソウル)は韓国で唯一、室内サーフィンを楽しめる施設で、フローボーディング(Flowboarding)時に必要なボード(無料)とスーツ(有料)は現地でレンタルできます。初心者は専門講師から手ほどきを受け、楽しくサーフィンを学ぶことができ、上級者は海に行かなくても人工波でサーフィンを楽しめるため、初心者にも、上級者にも魅力的な場所といえます。

国立徳裕山自然休養林
 
全羅北道(茂朱郡 ) ,
茂朱九千洞の渓谷入口から近い徳裕山自然休養林は、奥まった静かな谷間にあります。カラマツやチョウセンマツが生い茂り、景色がとても美しく、休養林内の林山道は自転車で行き来することもできます。6月から9月までは、天然記念物に指定されている蛍を見ることができ、一風変わった体験ができます。周辺には、茂朱九千洞、安国寺、七連の滝など、見どころが満載です。

霊岩陶器博物館
 
全羅南道(霊岩郡 ) ,
全羅南道霊岩の「湖南の小金剛」と呼ばれる月出山の麓に建てられた鳩林村(クリムマウル)は、百済の王仁博士と道銑国師の誕生伝説の舞台であり、韓国陶器文化の中心地です。 2200年の歴史と伝統が息づく鳩林村の入口にある霊岩陶器博物館(ヨンアムトギパンプルグァン)は、陶器文化センターの建物をリモデリングして2008年4月に再オープンしました。 博物館の常設展示場には、この地域で発掘された土器と陶棺、統一新羅時代の鳩林陶器、朝鮮時代の窯の焼き跡などから発掘された陶器が時代別に展示されており、霊岩の陶器の歴史を一目で見ることができます。また、直接陶器作りを体験することができる工房と霊岩黄土でできた陶器、茶器などの陶器を購入することができる陶器ショップもあります。 博物館の入口に展示された梨花女子大学博物館の二度にわたる発掘調査によって学界で有名になった韓国最初の施釉陶器の窯の焼き跡(施釉陶器、史跡第338号)が目を引き、また、陶器体験工房を含め陶器で作られた椅子やテーブル、かめなどが庭に飾られています。 毎年博物館では、土と陶器をテーマにした様々な企画・特別展示会が開かれています。 周辺には、王仁博士遺跡、道岬寺、月出山国立公園などをはじめとする多くの文化遺跡が点在しており、春には桜の花びらが舞う鳩林村一帯の桜花見通りで「王人文化祭」が開かれます。

鰲山里先史遺跡博物館
 
江原道(襄陽郡) ,
鰲山里(オサンリ)先史遺跡は江原道襄陽郡巽陽面鰲山里にある遺跡で、韓半島(朝鮮半島)で最も早い時期の新石器時代遺跡のひとつです。遺跡は東海岸から内陸方向へ約200メートル離れた「双湖」と呼ばれる湖畔の砂丘上にあります。1977年農耕地として使うために砂丘を掘って湖を埋め立てていた時に発見されました。1981年から6回にわたって発掘作業が行われ、14基の円形住居跡や大量の石器・土器などが出土しました。また出土遺物の放射性炭素年代測定をもとに分析した結果、B.C.6000年ごろの遺跡と確認され、韓国の新石器遺跡のうち最も古い遺跡として韓国新石器文化の起源解明および東アジアの文化的関係を把握するための重要な遺跡との評価を受け、史跡394号に指定されました。 「鰲山里先史遺跡博物館」の内部展示室では実物大の先史遺跡ジオラマ模型を活用し、先史人の暮らしが再現されている他、嶺東エリアの先史文化遺物が展示されています。遺跡展示室は導入部、開館、鰲山里先史物語、鰲山里発掘遺物物語、南大川物語、まとめの6つに分けて観覧できるようになっており、まとめ部分では土器の欠片合わせ体験を通じて先史時代文化を体験できるようになっています。

茂朱 徳裕山リゾートソリゲレンデ
 
全羅北道(茂朱郡 ) ,
茂朱 徳裕山リゾート(旧茂朱リゾート)ソリゲレンデ 5,900台のソリを保有しており、長さ125mのスロープがあります。1997年冬季ユニバーシアード大会開催地で世界の関心と国際的な名声を得ました。このソリゲレンデは、冬以外の季節は芝と水でソリができ、年中無休で営業しています。