ソウル(鍾路区)

安国洞(アングクドン)交差点から鐘閣(チョンガク)方面に南北に走る郵征局路(ウジョングンノ)を南へと歩いていくと、すぐ右手に民家と軒を連ねている小さな建物が見えてきます。それが郵征総局(ウジョンチョングク)の建物です。 この郵征総局は朝鮮時代末期、郵政業務を行っていた官庁です。日本とアメリカを視察した洪英植(ホン・ヨンシク)の建議により、従来の駅伝法を改正し近代式の郵便制度を創設、1884(高宗21)年3月27日(陰暦)、旧・典医監(チョニガム=朝鮮時代、宮中で使われる医薬の供給や下賜された医薬にかかわる業務を担った機関)の建物を改修する形で郵征総局を設置しました。 この郵征総局は韓国国内の郵便事務よりも、仁川(インチョン)、釜山(プサン)、元山(ウォンサン)などの港を経て発送・到着する国際書信の交流事務に力点を置いていました。郵征総局は韓国初の近代郵便制度が始まったところですが、従来の政治体制を変革しようと試みた甲申政変(カプシンチョンビョン)が起こった場所としても有名です。 清と閔氏一族の勢力が1882年壬牛軍乱(イモグルラン)を契機に徐々にその勢力を拡大すると、これに危機感を抱いた金玉均(キム・オッキュン)、朴泳孝(パク・ヨンホ)、徐載弼(ソ・ジェピル)などの改革派が政権奪取を目指し、郵征総局営業開始を祝う宴の当日の1884年12月4日(旧暦10月17日)に甲申政変を起こしました。 この当日、郵征総局の隣の民家に火を放ち、これを合図に保守派に対する攻撃を開始しました。 改革派が当時掲げた革新政綱には、両班(ヤンバン)中心の政治社会の支配秩序を打破し、民衆の平等と自由を実現する富国強兵の自主独立国家の建設を目指すことが書かれていました。 しかし、肝心の民衆の理解や関心を引き寄せることに失敗、加えて改革派を支援していた日本軍さえも清国軍に撃破され、政変は三日天下に終わってしまいました。 郵征総局の建物は何棟かあったものと思われますが、現在では現存の建物1棟のみが残っている状態です。郵征総局は韓国郵便事業の発祥地であり、また世界的に見ても古い部類に入る郵便業務を主管する官庁の一つに数えられています。  1884年12月に甲申政変により開業間もなく閉鎖された郵征総局でしたが、128年ぶりに郵便業務を再開、2012年再びオープンしました。再スタートを切った郵征総局ですが、現在、建物内部は郵政史料展示スペースと郵便業務スペースの二つに分かれています。現在の郵征総局の建物は史跡第213号に指定された建物のため、簡単な郵便業務のみを取り扱っています。 * 面積 - 2,588平方メートル


ソウル(鍾路区)

鐘路区付岩洞に位置する紫霞美術館は2008年に開館したソウルで最も高いところにあるギャラリーです。展示室は1階と2階にあり、2階からは、素晴らしい景観を見渡すことができます。


釜山広域市(北区)

都心ではなかなか見かけることのできない大規模な在来市場です。 亀浦市場のある亀浦地域は朝鮮時代中期の17世紀から洛江東に沿って物産の集散地としての役割を果たしてきました。 現在も、市場が開かれる日になると各種果物や野菜、新鮮な海産物、生活用品を売り買いする人たちで賑わいます。


仁川(江華郡)

【歴史と文化が息づく江華ナドゥルキル】 江華ナドゥルキルは海岸に沿って1.3kmごとにある墩台と、江華山城を結ぶ道です。そして、高麗王陵を張り巡らすように造られた道を指します。また、山と野原、海と文化財を楽しみながら歩く道です。 江華島は島の全体が博物館と言えるほど多くの遺跡があります。支石墓や、青銅器、モンゴルの侵略に対抗するために江華島に移ってきた高麗の跡が見られる高麗宮址や高麗王陵が残っています。また、江華山城と海岸に設置された朝鮮時代の遺跡もたくさん残っています。そして、西海岸の美しい夕日や干潟、摩尼山、高麗山、のどかな農村の風景などを各コースで楽しめるようになっています。 江華ナドゥルキルの背景には、江華島の地域の由来と風景、人物などを歌にした江華島のソンビ(学者)である高在亨(1846-1916)が記した「沁都紀行(シムドキヘン)」という詩集があります。沁都紀行は高在亨が1906年桃の花が咲き乱れる春の日に、故郷のドゥドゥミ村(現 仏恩面 斗雲里)を出発し江華島全域の約100の村を旅行しながら書き記した紀行詩が綴られた詩集です。高在亨が大韓帝国の 暗鬱の時代に急速に消えていく風俗を嘆き、自分が生まれ育った故郷で歩いた道を約100年過ぎた今、江華郡が生態文化探訪路として新しく誕生させたのです。江華ナドゥルキルは高在亨が故郷を思い詠った詩の道であり、歴史と文化の跡が残っている道です。 【江華ナドゥルキル第4コース】 日暮れのマウルキルは、嘉陵から望洋墩台まで11.5㎞を結ぶ区間です。外浦里のエビの塩辛の市場と望洋墩台の夕焼けを楽しめることから恋人同士にも人気のコースです。嘉陵を出発しヌンネリと霞逸里を通過する平坦な農村の道ですが、自分だけの楽しみを見つけるのも歩いて回る旅行の妙味です。乾坪ナルに入ると、埠頭の風景とカモメの饗宴と夕焼け、引き潮の際の水が渦を巻く様子もみどころです。


慶尚南道(固城郡 )

固城郡青光里にある朴進士古家は、文化財資料第292号に指定されている密陽朴氏の旧家です。朝鮮時代後期における建築の移り変わりがわかる近代韓屋で、100年の間に3代にわたって成均館の進士を輩出しました。孝子、烈女、忠臣などを表彰する意味で建てられる「旌閭」という赤い門は、町の入り口に造られるのが一般的ですが、朴進士古家は珍しく家に造られています。化石層のように何層にも積み重ねられた垣根からは、この家の歴史が垣間見えます。正門から見える庭は手が行き届いていて、まるで名画を観るようです。家の中から見えるどの風景を切り取っても絵になります。客室は、部屋が2室あるアンチェ(母屋)と部屋が4つあるサランチェ(客間)からなっています。アンチェとサランチェにはそれぞれトイレとシャワー室があり、調理場はアンチェのみにあります。サランチェはそれぞれの部屋を隔てている扉を開けて1つの広い部屋として使用でき、10名様まで宿泊できます。伝統的な茶道と礼儀作法の教育プログラムを有料で行っており、昔ながらの空間をリフォームして茶道教室として活用しています。セミナーやワークショップで使えるプロジェクターと音響設備が備わっているので、イベントなども行えます。チュンムンチェ(中門のある棟)をリフォームした茶室もあり、温かいお茶を飲みながら先人たちの知恵が学べます。


済州道(済州市 )

「済州金剛山(チェジュクムガンサン)コンドミニアム」は、恵まれた自然環境を生かした別荘タイプのレジャーコンドミニアムです。


慶尚北道(慶州市 )

慶尚北道慶州市泉源(チョンウォン)村に入ってすぐのところにある慶州韓屋1番街は新しくできた韓屋宿泊施設です。 韓屋の美しさはそのままに、外観や内部はご利用いただく方々に使いやすい造りとなっており、夏には涼しく、冬には暖かい韓屋の暮らしを体験できます。 3人から8人まで利用可能なルーム形式の客室やキッチン、浴室などを共用で使うそれぞれ別棟になっている客室があります。 全客室トイレ、浴室完備となっており、簡単な料理も可能な共用キッチンもあります。すべての客室はオンドル部屋の韓室となっており、高級寝具をご用意しお泊りのお客様にご不便のないよう配慮しています。 素晴らしく手入れされた中庭には韓国伝統家屋や昔の人々の姿を人形で再現したものが置かれており、また韓国伝統の置物等もあちらこちらにあり、訪れる人々の視線を釘付けしします。 雁鴨池や瞻星台、慶州博物館など周辺観光スポットも近くにあり大変便利です。


忠清南道(泰安郡 )

風の下観光農園(바람아래관광농원)は忠清南道泰安郡安眠島(アンミョンド)にあり、蓮の花で有名な芝浦(チポ)貯水池に接し美しい風景を誇ります。 観光農園内の安眠島迷路公園、風の下ペンション、木の下カフェがあり、さまざまな体験を楽しめる体験型農園です。 およそ1万3000平方メートルの広々とした敷地に2人室から8人室まで様々な広さの客室があります。 ハニパラム(農漁村の人々や船頭が「西風」を指す言葉)101号室は最大10人まで宿泊でき、ソルパラム(松の木の間を抜ける風のこと)101号、ソルパラム201号、ハニパラム102号室はカップルでお泊り頂くのに最適です。 附帯施設として迷路公園、船釣り体験、野外プール、ウォータースライド、動物農園体験、遊び場施設などがあり、子ども連れのご家族、カップルの方々におすすめです。 農園内にはカフェがあり、朝食、ブランチ、飲料サービスを行っています。


済州道(西帰浦市) , 서귀포

済州・城山邑のソプチコジ(岬)近くにあるみかん畑の間に位置するクジホリデーは、建てられたばかりの新築のプライベートプールヴィラペンションだ。5つの客室をはじめ、屋外プールなど、ペンションの全スペースを1日にたった1組だけが利用できるように予約を受け付けている。真のプライベートを感じることができる。クジホリデーの客室は5つのタイプになっている。クジAタイプは、クジホリデーの75坪の1、2階の建物全体を使用することになる。1階にはオンドルルームとバストイレがあり、2階にはクイーンサイズのベッドが2つ置かれた部屋と、クイーンサイズとスーパーシングルベッドが置かれた部屋2つと広いリビング、バストイレ3つがある。基本8人から最大14人まで利用できる。クジBタイプは、2階を全部使い、6人から最大7人まで利用できる。クジCタイプとクジDタイプは、2階の一部を分けて使うことになる。クジEタイプは1階を貸し切りで利用することになる。利用スペースによって利用可能な人数が異なる。客室の中には漫画本棚、プレイステーションVR、洗濯機などをはじめ、調理施設が完備されている。宿泊客が利用できる付属施設も様々だ。25坪のカフェ型多目的室では朝食が提供される。子ども用のライフジャケットと水鉄砲、浮き輪などが備えられた屋外プールがあって、幼児のためのミニ温水プールは有料で利用できる。その他にもバーベキュー場、カラオケ機器などが備えられている。朝食はワカメスープ、干しスケトウダラスープ、パンとサラダなど、毎回異なるメニューで提供される。直営農場でみかん狩り体験ができ、専用の船を使った貸し切り釣り体験プログラムを運営している。近隣には城山日出峰と婚姻池、日出ランド、ソプチコジ(岬)、城邑民俗村、表善海水浴場などの観光地がある。


釜山広域市(釜山鎮区)

様々な集まりや簡単な食事をするのにぴったりの中華料理レストラン・東宝城(トンボソン)。中華料理歴30年で、一流ホテルのレストランで長年の実績を持つシェフが創りだす味が楽しめます。 建物のメーンエントランスから続いているほか、エレベーターを利用して地下に下りることもできます。