慶尚南道(金海市 )

鳳凰洞 遺跡(ポンファンドンユジョク) 伽耶時代の代表的な貝塚として1920年に韓国の考古学上初となる発掘調査で発見された「会峴里貝塚」があります。こちらは、金官伽耶の生活様式をうかがうことが出来る遺跡地「鳳凰台」(旧文化財材料 第87号)とともに2001年2月5日に史跡として拡大指定された遺跡です。また、丘陵の上には黄洗将軍と如意娘子の伝説に関わる「如意閣」や「黄洗岩」などが残っている他、伽耶時代の高床家屋や住居地なども発掘されました。


慶尚南道(統営市 )

韓国100大名山のうちのひとつである弥勒山に設置されている「閑麗水道眺望ケーブルカー(ハンリョスドチョンマンケイブルカー)」は、国内初の自動循環式bi-cable形式を導入した、国内最長(1,975m)の観光用ケーブルカーです。 平均速度は4m/秒で、上部乗り場まで約9分で到着します。乗客用ゴンドラ47機、貨物用ゴンドラ1機の計48台のゴンドラが循環運行しています。弥勒山の頂上に上がると、閑山大捷の歴史的現場や閑麗海上国立公園、日本の対馬、智異山の天王峰、麗水の突山島まで眺めることができます。  


ソウル(麻浦区) , 汝矣島・永登浦・麻浦

蘭芝漢江公園内にある自転車公園に新しく設けられたMTB(Mountain Terrain Bike)。ここは、山岳サイクリングのプロや愛好家だけでなく、一般人でもエクストリームサイクリングを気軽で安全に楽しめるよう設置された場所です。 幅4m、長さ450mのMTBコース(山岳サイクリング体験コース)は、平地に作られた国内初のMTBコースで、山の屈曲や傾斜がそのまま再現されています。


ソウル(道峰区) , 三清洞・ソウル北部

道峰山(トボンサン)と水落山(スラクサン)の間に、アヤメをテーマとした特殊植物園「ソウル菖蒲園(チャンポウォン)」が登場しました。52,417㎡の敷地に造成されたこの植物園は、アヤメ園、薬用植物園、湿地園など、12のテーマに分けられています。アヤメ園には、キショウブ、ハナアヤメ、ネジアヤメ、ヒオウギなど、130種の様々なアヤメが約15,000㎡の敷地に約30万本植えられており、種類別にアヤメの美しさが観賞できるようになっています。主な植物樹木:ラクウショウ、ケヤキ、ストローブマツなど39種2,726株灌木:ネコヤナギ、ムレスズメ、マサキ、ニシキギなど18種57,035株草花:ツルヨシ、ヤブラン、シベリアノギク、オギなど43種319,292株アヤメ:ノハナショウブ、ネジアヤメ、ヒオウギなど130種218,453株


江原道(江陵市)

美しい自然と豊かな文化が息づく歴史と伝統の故郷、江陵で開催される「江陵端午祭」は2005年、ユネスコ世界無形遺産に指定された韓国の貴重な資産で、朝鮮時代からの風俗をそのままの形で保存してきた世界的にも類をみない祭りです。江陵端午祭は1967年、重要無形文化祭第13号に指定され、韓国の代表的な伝統祭りに認定され、1975年から大衆的な祭りとなりました。陰暦4月から5月初めまで1ヶ月余りに渡り江陵市を中心に韓半島の嶺東地域で開かれます。イベントは陰暦4月5日の神酒造りをスタートに、大関嶺国師城隍祭、迎神祭、そして本格的なシルム(韓国相撲)やブランコ乗り、綱渡りなどの民俗遊びや方言大会や伝統婚礼の実演などさまざまなイベントが行われます。


全羅北道(全州市 )

高麗時代の末頃に賢儒の位牌を奉安、配享し、地方の人々の教育と教化のために建てられました。当時の位置は現在の慶基殿の近くでしたが、太祖李成桂の晬容を奉安するために慶基殿が竣工され、1410年(太祖10)全州城の西側の黃華臺の下に移転しました。その後、巡察使 張晩と儒林たちが一緒に1603年(宣祖36年)に現在の位置に再び移転させ、現在に至っています。1654年(孝宗5)、1832年(純祖32)、1879年(高宗16)、1904年に補修が行われ、1922年に明倫堂が補修されました。朝鮮時代後期に境内には3つの大成殿、各10の東廡と西廡、神門、外門、萬化楼、5つの明倫堂、各6つの東斎と西斎、3つの啓聖祠、神門、入徳門、4つの司馬斎、6つの養士斎、2つの冊板庫、職員室、祭器庫、守僕室など全99の大規模な建物でした。このため、郷校は全羅道53校の首都郷校とされました。その後萬化楼は1886年(高宗23)に洪水により水没し冊板庫は観察使趙翰国が官庫所有の冊板を全州郷校に移送し冊板庫内を管理しようとしましたが、1920年の洪水と1950年6・25戦争によりほとんどなくなってしまいました。大成堂は、全羅北道有形文化財第7号に指定されており、五聖・10哲・宋朝六賢の位牌が奉安されています。また、東廡と西廡には有若・宓不斎・伏勝・董仲舒・韓癒・李侗や、韓国18賢の位牌が奉安されています。


大邱広域市(中区)

大邱ストリートモーターフェスティバルは、2010年大邱南山洞自動車商店街の活性化を目的に始まったモーターショーです。年々成長を続けており、単純な商店街レベルのモーターショーではなく、ストリートモーターショーのメリットを活かした市民のお祭りとして飛躍するまでとなりました。誰でも気軽に参加でき、各種イベントが充実したモーターフェスティバルとして、韓国では唯一無料で行われるショー。今年の主管会社として参加するMRLやモリスは、従来のモーターショーでは見られない参加型モーターフェスティバルの開催を企画しています。


慶尚南道(陜川郡 )

通度寺や松広寺とともに韓国の3大寺院の一つである海印寺は、802年に建てられたと伝えられています。現在寺院の中には大小の多くの仏殿がありますが、ほとんどは最近になって建てられたもので、蔵経板殿のみ唯一朝鮮初期に建てられた形態そのままで残っています。蔵経板殿は13世紀に造られた文化遺産、8万枚余りの高麗大蔵経板が保管されている木造の建物です。同じ規模や形態を持つ二つの建物が南北に並んで建っており、南側の建物を「修多羅殿」、北側の建物を「法宝殿」と呼んでいます。華やかな装飾や色づけをせず、大蔵経板を保管するための最小の機能のみを備えているのが特徴です。通気性がよいため湿気に強く、室内温度の適正に保たれた技術が科学的にも優れるこの建物は、現在まで八万大蔵経板が無事に保存されてきた重要な役割を果たしてきました。蔵経板殿の正確な建立時期はわかっていませんが、1488年、朝鮮世祖の命で建てられ、その後一度も火災や戦争の被害に遭っていないものとされています。世界唯一の大蔵経板の保管用の建物として、建物自体の美しさだけでなく、隠された科学的な技術が認められ、1995年に世界文化遺産に登載されました。 


ソウル(鍾路区) , 仁寺洞・鍾路

仁寺洞には味も雰囲気も良い茶屋がたくさんあります。韓国の代表的な文化通りであるだけ伝統の茶屋も多くあります。その中で食事をして余裕を持ってお茶を飲める場所として「美しい茶博物館」をオススメします。ここは韓国だけでなく、日本、中国、台湾など世界約100のお茶を飲めるところです。お茶屋に博物館とギャラリーがあり、お茶を飲みながら博物館で文化を振り返り、ギャラリーで現代作家の作品を鑑賞できます。