江原道(春川市)

 国際的な人形劇の祭りが開かれる春川人形劇場(チュンチョン・インヒョン・クッチャン)は、韓国では唯一人形劇を中心とした子供人形劇場です。毎年8月に開催される春川人形劇祭りを通して、世界各国のレベルの高い人形劇公演を披露しているだけではなく、多彩なイベントも開いています。又、人形劇場以外にも、子供たちが直接人形を作ることのできる「人形工房」や、全世界の様々な人形を展示している「人形博物館」などがあります。 利用時間は火曜日から金曜日までの10:00~17:00で、入場料は2,000ウォンです。アクセス方法は、南春川(ナンチュンチョン)駅から市内バスかタクシーを利用。所要時間約15~20分。お問い合わせ) +82-33-250-3322(日本語可)


慶尚北道(安東市 )

安東民俗村(アンドン・ミンソクチョン)は安東民俗博物館の野外博物館で、安東ダム建設で水没した地域から移された茅葺の家や韓屋(瓦屋)などの文化財があります。 民俗村の入り口には二つの大きな長承(丸太に人の顔をこっけいに彫ったもの)があり、その横には安東出身の有名な詩人李陸史(1904-1944)の詩碑があります。詩碑には代表作「広野」が刻まれていて、詩碑の後ろに続く坂を進むとドラマ「太祖王建」の撮影地があり、撮影に使われている高麗時代の役所、牢獄、民家など20数件の建物があります。慶尚北道聞慶と忠清北道堤川から慶尚北道安東にかけての一帯がドラマの撮影地として選ばれたのには歴史的な背景があります。安東の豪族たちは王建(高麗の初代王、在位918-943)が高麗(AD918-1392)を建国するにあたり彼を支持したのです。 安東民俗村の近くには安東民俗博物館、ドラマ「太祖王建」の撮影地、安東湖などがあります。これらをじっくりと見るなら半日ほどかかるでしょう。


江原道(原州市)

「アジアのリオフェスティバル」賞金総額1億5千万ウォン! 地域のお祭りを越え、韓国を代表するお祭りへと飛躍した「原州ダイナミックダンシングカーニバル」。 メインプログラムの「ダンシングカーニバル」は、韓国で最長・最大の公募型ストリートパレードで、お祭り期間中は海外の各種民俗舞踊や軍隊パレード、市民参加チームによる情熱的で華やかな公演が繰り広げられます。


大邱広域市(達西区)

チメクとはチキンとビール(韓国語で「メクチュ」)の造語で、そのチメクをテーマとした「大邱チメクフェスティバル」は、チキンと酒類関連の企業が約50社参加し、約150の試食コーナーが設置されるお祭りです。


忠清南道(扶余郡 )

落花岩を屏風のように映し出している白馬江の川岸に位置している皐蘭寺(コランサ)は、百済末期に建てられたものと推定されています。百済の王たちが休息を取るための東屋だったという人もいれば、百済が滅亡するときに落花岩で身投げした三千宮女の精神を後世に伝えるために建てられたという説もありますが、皐蘭寺についてのはっきりした記録は残されていません。寺の後方にある岩の間には皐蘭井という井戸があり、また井戸の上にある岩の間には皐蘭草が生えています。百済の王たちは1日に1回ずつ皐蘭井から湧き出る水を飲んでいましたが、水を汲みに行く家来たちは、皐蘭草の葉を水に浮かべることで皐蘭井からもってきた水だということを証明しました。この地は白馬江の美しい景色を観賞するのには、この上なく素晴らしい場所です。白馬江の遊覧船に乗って、水上の情趣を楽しむのも、よい思い出となるでしょう。


全羅南道(潭陽郡 )

潭陽(タミャン)は竹の里として有名なところです。韓国で唯一の伝統的な竹民芸品の地としても知られており、韓国竹博物館(ハングク・テナム・パンムルグァン)では、竹の全てを展示し、販売、竹細工体験教室などを行っています。竹細工の伝統文化の継承や工芸振興をはかるために建てられたこの博物館は、以前は潭陽郡潭州里にありましたが、1998年3月12日に潭陽郡川辺里へ移転しました。ここでは竹製品を展示するだけでなく、生産技術情報の交換の場ともなっています。毎年5月に行われる竹祭りでは全国の竹製品を競いあう大会が催されています。    


ソウル(中区)

本格イタリアンレストラン&バーの「ペニンシュラ」は、イタリア中西部にあるトスカーナ地方の料理に現代風のテイストを織り交ぜた贅沢な料理が楽しめる場所。 旬の食材とオーガニック栽培の小麦を使った各種パスタやピザなどの正統派イタリアンと500種類以上のワインコレクションが味わえます。有名ソムリエが相性の良い料理とワインをおすすめするペニンシュラだけのサービスが人気です。


釜山広域市(中区)

韓国の伝統工芸品である人形、仮面、アクセサリー小物の扇など、様々な伝統工芸品専門販売店です。規模は大きくありませんが、いろいろな伝統工芸品を買うことができるので、外国人がよくやって来ます。 専門職人の作品ではなく大量生産された観光商品なので安く買うことができ、贈答用として多く利用されます。


大田広域市(東区)

尤庵史跡公園(ウアムサジョクコンウォン)は朝鮮末期の大儒学者である尤庵・宋時烈(ソン・シヨル / 1607~1689)が学問を修めた場所で、1991年から1997年まで蔵板閣、遺物館、書院などの建物を再現し、1998年4月17日に史跡公園として新しくオープンしました。ここには宋時烈が晩年に弟子を教え、学問に精進した「南澗精舎」や、建築美が素晴らしい「杞菊亭」、宋時烈の文集である『宋子大全板』など、歴史的に重要な文化財が保全されています。また、尤庵史跡公園は隅々までよく整えられているため、市民たちの憩いのスペースとなっています。