2000年5月26日に開館した仁寺美術空間(インサミスルコンガン)は、政府が経済的に困難な芸術家のために設立した展示場で、現在も展示場の維持費は全額国の補助で運営されており、国の芸術支援政策の成功例として挙げられている所です。ここでは主にチャレンジ精神あふれる作品の展示会を行っており、美術界の活性化を目的としています。キューレーターが随時スタジオや芸術学校を訪れ、美術界の現況を把握しながら、さまざまな企画招待展を公募、新人作家の発掘などの努力に勤めています。公募で選ばれた作家の作品は、2週間無料で展示され、才能があっても経済的に余裕がない作家のために機会提供しています。そのためここに展示される作品は、その作品性だけを徹底して厳選しているので、鑑賞する価値がある作品ばかり。1年に2-3回の企画展や国際展を行っており、シンポジウムやセミナー、「作家との会話」などのイベントも開催しています。現在、主任キューレーター1名とアシスタントキューレーター2名がおり、他の展示館に比べ遅く(午後7-8時)まで開館しているので、時間に余裕を持って鑑賞することができます。