全羅北道(淳昌郡 )

淳昌邑白山里の伝統コチュジャン民俗村の前にある醤類博物館(ジャンリュ・パンムルグァン)は、コチュジャンやテンジャンなどの醤(ジャン)類を展示した常設展示場をはじめとし、郷土文化遺産を展示した企画展示室、屋外広場などから構成されています。常設展示場には、醤類の歴史や醤を漬ける方法、醤類の容器の展示や、発酵過程観察室など各種体験および遊びの空間もあります。特に、野外広場には醤類の入った甕などを並べて置いておく高台や、ひき臼をひく水車や百済時代の古墳などがあります。


全羅北道(長水郡 )

全羅北道 長水は、韓国の内陸地域に属した開発の手が行き届いていない深い山奥に位置する地域です。山岳地域に属していることから、長水一帯の平均海抜高度は約500mと高原盆地をなしています。鎮安の鎮安高原と南原の雲峯/阿英の高原地帯と合わせて全羅北道内陸の高原地帯を形成する代表的な地域で、韓国4大河川の錦江と蟾津江の始点にもなっています。山が多いことから山岳資源を活かした様々な観光地があります。 その中でも天川面臥龍里にある臥龍自然休養林は、1996年6月にオープンした山林休養公園で、森林浴と自然観察、学習探訪、そして家族単位での休養や団体研修などが行なえる長水郡の名所となっています。1日に収容可能な人数は約600人程で、年中無休で開放されています。利用可能な施設としては、キャンプ場や研修施設、山小屋、森の中の家などの施設と宿泊施設もあります。子どもたちが楽しめる雪ソリゲレンデやウォーターソリゲレンデ、野外プール、天然水遊び場などの施設も備えられています。また、自然学習場や体力鍛錬場、野外ステージもあり森の中にある総合的な休養空間であり文化空間でもあるといえます。


全羅北道(群山市 )

日帝強占期に群山で大規模農場を経営していた日本人の大地主、熊本利平が建てた別荘で、一年で春と秋に農場を訪れた際に一時的に使用していました。西洋式、日本式など様々な建築様式が折衷されて建てられたのが特徴で、終戦後、韓国農村保健衛生の先駆者である李永春博士が居住したことから、李永春家屋とも呼ばれています。美しい建物の外観は「氷点」、「砂時計」、「野人時代」など数多くの映画とドラマの撮影場所となりました。李永春博士は、韓国のシュバイツァーと呼ばれ、平安南道龍岡郡で1903年10月に生まれました。平壌高等小学校司法科時代の担任だった京城帝大の渡辺教授の紹介で熊本農場に所属する約2万人の小作農家族を世話するために1935年4月、33才という若さで慈恵医院長として赴任することになりました。李永春は韓国で最初の看護教師と医療保険組合を実施しました。


全羅北道(長水郡 )

星観寺は全羅北道の長水郡に位置し、大韓仏教曹溪宗第17教区本寺である金山寺の末寺です。 建物は約10棟にもなる大規模な寺で、僧侶約20人、信徒数は8,000人にもなります。 星観寺は高麗時代に建立され、朝鮮時代に焼失した寺があった場所だと言われていますが、詳しいことはまだ明らかになっていません。


全羅北道(淳昌郡 )

剛泉山郡立公園の入口から1.8kmの地点に位置する剛泉寺は、新羅の真聖女王元年(887年)に道詵国師により創建されました。その後、繁栄し高麗の忠粛王3年(1316年)に徳賢禅師が増築をし、五層の石塔を建て、一時は12の庵子と1,000万人もの僧侶たちがここにいたとされています。 しかし、壬辰倭乱(文禄・慶長の役)の時に石塔のみ残り、あとは皆焼失してしまいました。宣祖37年(1604年)に逍遙大師が再建しましたが、韓国戦争(朝鮮戦争)の際に再び焼失してしまい、1959年に今の姿に復元されました。 忠信里石長栍、南溪里石長栍、淳昌客舎、淳化里三層石塔などの文化財があり、周辺の観光地には金城山城、龍沼瀑布、剛泉湖、潭陽湖、秋月山、内蔵山郡立公園などがあります。


全羅北道(鎮安郡 )

馬耳山は、堆積岩からなる2つの大きなスッマイ峰(667m)とアムマイ峰(673m)の2つの峰が調和をなす世界で唯一の夫婦峰です。朝鮮3代目王の太宗12年以降から峰の形が馬の耳に似ているということから馬耳山と呼ばれています。 峰のあちこちにある洞窟は、岩石内部に風化浸食穴ができており学術的にも貴重な資料となっています。 馬耳山華厳窟の内部には1年を通して薬水が流れており、二十四節気のうち春分と秋分の時のみに薬水まで太陽の光が差すという神秘さを秘めており、この薬水を飲み誠意を込めて祈りを捧げるとスッマイ峰の精気を受け男の子を授かることができるという伝説があります。また、馬耳山は全国で気が最も強い場所であることから、この地域から多くの有名な人材が輩出されたと言われています。


全羅北道(茂朱郡 )

安城面 通安村の後ろ、徳裕山の方に大きな岩でできた渓谷とその一帯を七淵巖洞と呼びます。茂朱九千洞という渓谷に比べあまり知られていませんが、変わった形をした岩や大小さまざまな滝、沼と垣根がうまく調和し、小さいながらも美しさはひけを取りません。ここの代表的な名所は七淵の滝で、7つの滝と池が連なっていることからついた名前です。上から下へ透き通った清らかな水が緩やかな滝をつくりながら流れ落ちていきます。七淵巖洞の下流にある龍湫の滝はそれほど高くはありませんが、奇岩でできた絶壁に古い松の木、東屋が調和し趣ある風景をつくっています。また、七淵の滝の向かい側には朝鮮時代末期に日本軍と戦い戦死した兵たちの墓である七淵義塚や若者たちが自然の中で過ごしながら活力を養う全羅北道自然学習院があります。


全羅北道(扶安郡 )

格浦海水浴場(キョッポヘビョン)は、全羅北道 扶安郡 辺山面 格浦里にある海水浴場で、辺山半島国立公園に属しています。彩石江の絶景を間近で見ることができ、干満の差が激しくないため水が澄んでいます。大川海水浴場、万里浦海水浴場と共に西海岸の3大海水浴場として数えられています。格浦海岸へは扶安邑から直行バスで40分、全州市からは1時間40分、金堤からは約1時間の距離にあります。


全羅北道(扶安郡 )

彩石江から北に約1㎞行ったところにある赤壁江(チョッピョッカン)があります。砂浜の後ろにある村を境にして彩石江と分かれます。村の前には天然記念物第123号に指定されているホオノキが群落を成しており防風林の役割をしています。ここから西に行き、ヨンドゥ山を回り、絶壁と岩盤が広がる海岸線約2㎞を「赤壁江」といいます。名称の由来は、宋の国の詩人の蘇東坡がよく訪れた赤壁江と自然景観がよく似ているため赤壁江と名づけられてたとされています。 規模―271,071㎡


全羅北道(金堤市 )

金山寺(クムサンサ)は、全羅北道金堤市金山面金山里にあるお寺で、様々な文化財が保有されています。韓国の伝統寺院に宿泊し、韓国の仏教文化と修行精神、お寺での日常生活を体験できるテンプルステイプログラムも運営されています。礼仏、参禅、鉢盂供養、108拝、森道散策、僧侶との対話などが基本プログラムとして行われ、季節ごとの特別プログラムも運営されます。