済州道(西帰浦市)

アジア最大、展望抜群の航空宇宙博物館 済州航空宇宙博物館の特徴は教育と遊びがセットになっているところ。航空、空軍の歴史をはじめ天文学や銀河系について知ることができるアジア最大規模の博物館です。子どもたちに大人気なのが39機の実物の航空機。博物館2階から眺める展望は最高で、観光客の間でも話題のスポットです。        


江原道(春川市)

奇巌怪石とヒノキが一枚の東洋画を連想させる五峰山(779m)は、元々「耕暦山」と呼ばれていましたが、五つの峰を有することから五峰山と呼ばれるようになりました。昭陽湖遊覧船に乗って色とりどりの岩稜線を楽しむことができる他、頂上南側の斜面には高麗光宗24年(973年)に創建された清平寺が一望できます。背後嶺から登り、第1峰を過ぎて稜線道を進むと、ロッククライミングのようなヶ所を通過するようになります。第2、3、4峰を登るとアベマキに囲まれた第5峰頂上にたどり到着します。


全羅南道(霊岩郡 )

月出山温泉(ウォルチュルサンオンチョン)は小白山脈の端にある月出山の下に位置しています。月出山岩盤帯の主要構成岩石である紅色長石花崗岩(麦飯石)を源としており、「麦飯石温泉水」とも呼ばれています。麦飯石は吸着・浄化の性質が強く、温泉水の有害物や汚染物をとり除いてくれ、疲労回復に効果を発揮します。また、月出山温泉はマグナム湯が有名で、熱い湯のなかで起こる気泡がマッサージ効果をもたらし硬くなった関節を柔らかくしてくれます。


江原道(江陵市)

江陵端午文化館は江原道江陵市魯岩洞にある江陵端午祭広報館です。江陵端午祭が 2000年ユネスコ世界無形遺産暫定リストに選定された後、江陵端午祭の広報を目的に2004年2月19日に開館しました。江陵端午祭に重要な、祭祀の儀式、端午グッ(グッ(굿):お祭りが開かれる端午に不正を無くし神々を呼び一緒に遊び楽しみながら市民の安寧と幸せの1年を祈るもの)、ノリの3つについてわかりやすく展示しています。建物は展示堂と公演堂があり展示堂には広報展示及び映像室、資料ショールームと体験コーナーがあります。 展示だけではなく江陵端午祭の核心機関である江陵端午祭保存会や巫俗楽士演習室などもあり関係者から祭りについてわかりやすく説明を受けることも可能です。


忠清南道(舒川郡 )

夕暮れ時、空が段々暗くなり月が徐々に明るくなってくると、なぜ、ここが「タルゴゲ(月の峠)カラムシ村」といわれるのかがわかってきます。何も遮るもののない平らな大地に立ち、全身に月の光を浴び、月明りに酔いしれていると、遠くからマガモの群れの飛び立つ音が聞こえてきます。 カラムシは千年という非常に長い歴史を誇り、その由来も実に神秘的です。百済時代、ある老人が夢枕に立ったことで乾芝山のふもとにカラムシが発見され、その歴史は始まりました。三国時代から発達してきた天然繊維であるカラムシは「トンボの羽」と表現されるほど細く、纎細な織物です。高麗時代には中国・明への貢物、朝鮮時代には献上品とされたほどの逸品です。 韓山カラムシの伝統をいまに受け継ぐこの村には、多くの「カラムシ織技能保有者」がいます。3ヶ所設けられた体験場では、カラムシを採り、紡ぎ、織るといった製作過程を体験することができます。名人の作ったカラムシ織りの服を着てみることもでき、大量生産品との違いを感じることができるでしょう。その他、天然染料を使った染色体験、カラムシを使ったお餅やカルシウム満点のカラムシ茶、カラムシチヂミ、カラムシパン、韓菓などを作るプログラムもあり、子どもから大人まで楽しめます。特に韓菓は、村特産の穀物が使われるため、それだけ手間隙がかかっています。さっと揚げた雑穀をハチミツとからめ、適度な固さになるまで麺棒で平らにのばしカットします。作る楽しさと食べる楽しさ、両方味わうことができるプログラムとなっています。


江原道(洪川郡)


全羅北道(完州郡)

高山面五山里にある高山自然休養林は、山林浴が楽しめる家族休養地として注目されています。春にはツツジやヤマザクラなどの花が満開になり、夏には青々とした森と渓谷を流れる清らかで冷たい水が暑さを忘れさせてくれます。また、秋に山を真っ赤に染める紅葉はまさに圧巻で、冬の雪景色も見逃せません。