全羅南道(霊岩郡 )

全羅南道霊岩の「湖南の小金剛」と呼ばれる月出山の麓に建てられた鳩林村(クリムマウル)は、百済の王仁博士と道銑国師の誕生伝説の舞台であり、韓国陶器文化の中心地です。 2200年の歴史と伝統が息づく鳩林村の入口にある霊岩陶器博物館(ヨンアムトギパンプルグァン)は、陶器文化センターの建物をリモデリングして2008年4月に再オープンしました。 博物館の常設展示場には、この地域で発掘された土器と陶棺、統一新羅時代の鳩林陶器、朝鮮時代の窯の焼き跡などから発掘された陶器が時代別に展示されており、霊岩の陶器の歴史を一目で見ることができます。また、直接陶器作りを体験することができる工房と霊岩黄土でできた陶器、茶器などの陶器を購入することができる陶器ショップもあります。 博物館の入口に展示された梨花女子大学博物館の二度にわたる発掘調査によって学界で有名になった韓国最初の施釉陶器の窯の焼き跡(施釉陶器、史跡第338号)が目を引き、また、陶器体験工房を含め陶器で作られた椅子やテーブル、かめなどが庭に飾られています。 毎年博物館では、土と陶器をテーマにした様々な企画・特別展示会が開かれています。 周辺には、王仁博士遺跡、道岬寺、月出山国立公園などをはじめとする多くの文化遺跡が点在しており、春には桜の花びらが舞う鳩林村一帯の桜花見通りで「王人文化祭」が開かれます。


忠清北道(丹陽郡 )

1977年12月忠清北道記念物第19号に指定された泉洞洞窟は、丹陽郡泉洞里村の裏側にある山の中腹に位置した長さ470mの天然石灰洞窟です。約4億5,000万年前から生成され、地中に美しい「花のお盆がある洞窟」として知られているこの泉洞洞窟には、鐘乳石、石筍、石柱、鐘乳冠などが、まるで森のように壮観を成しており、様々な洞窟の堆積物が、整然と並び「洞窟の標本室」と呼ばれているほどです。比較的規模は小さくシンプルな空洞の洞窟ですが、多くの洞窟の地形・地物が発達しただけでなく、その色彩も華やかで美しいことから巨大な“極楽世界”を連想させます。そのため、丹陽郡古数里にある天然記念物第256号に指定された古数洞窟と共に、韓国で一番美しい石灰岩洞窟の内の一つと言われています。


忠清南道()

ベアツリーパークは、とある実業家が趣味で手入れを行っていた庭園が一般の人にも公開されるようになった所です。約33万㎡(10万坪)の敷地に花や木、錦鯉、ツキノワグマ、鹿などがいる樹木園です。プレゼントとして贈られたツキノワグマは現在100匹を超え、人気のスポットとなりました。また、約500匹の錦鯉が生息する五色池をはじめとし、木花や滝があるベアツリー庭園、世界の植物が展示されている熱帯植物園、樹齢100年を超えるイブキの木の間に散歩道を作ったイブキパークなどがあります。  


江原道(東海市)

東海市にある泉谷天然洞窟は全長1,400メートルの石灰岩水平洞窟で生成時期は4~5億年前と推定されて、国内で唯一市内中心部に位置する洞窟です。太古の神秘がそのまま残り学術的価値も高いと言われています。吹きだす鐘乳石、石筍、石柱など20種余りが2次生成物で構成されていて地球科学に対する自然学習場に最適な条件を備えています。また宇宙の誕生と洞窟の生成過程など洞窟の生態系全般に関する理解を深め、学習効果を高めるために展示館と映像室が併設されています。


全羅北道(茂朱郡 )

茂朱 徳裕山リゾート(旧茂朱リゾート)ソリゲレンデ 5,900台のソリを保有しており、長さ125mのスロープがあります。1997年冬季ユニバーシアード大会開催地で世界の関心と国際的な名声を得ました。このソリゲレンデは、冬以外の季節は芝と水でソリができ、年中無休で営業しています。


慶尚南道(昌原市 )

昌原のカロスキルと呼ばれるこの場所は、お洒落なカフェやギャラリー、工房などが立ち並んでいます。道路脇には、メタセコイヤや住宅を改装した店舗が並び、テラスのあるカフェに座ってコーヒーを飲んだり、散歩をしたりと充実したひと時が楽しめます。


江原道(太白市)

黄池蓮池(ファンジヨンモッ)は、韓国最長の川である洛東江(長さ525km)の水源地であり、太白市を囲む太白山、咸白山、白屛山、梅峰山などの稜線を滑り落ち、地中に染み込んだ水がたまってできた蓮池です。この蓮池は周囲が100mの上池と50mの中池、30mの下池からなり、一日約5000tの水が嶺南平野をゆうゆうと流れていきます。太白市の真ん中にある黄池蓮池は市民の文化生活空間として、また休息地として多くの人々が訪れており、近隣の夜景も美しいため恋人たちのデートコースにもぴったりです。また、この場所は韓国の名水100選のうちのひとつで、透き通ったきれいな水の中には一級河川にしか生息しないというレノック(熱目魚)も見られます。


江原道(麟蹄郡)

弥矢嶺渓谷(ミシリョン・ケゴク)は雪岳山北東の竜垈三叉路からはじまり弥矢嶺頂上にある盗賊滝までの約4.8kmを指します。きれいな水と奇岩絶壁が並んでいる弥矢嶺渓谷には、あまり知られていない盗賊滝とろうそく立岩があります。盗賊滝から麟蹄方面に下がると禅岩に出ます。ここから道路沿いに休みながら竜垈三叉路まで行ける道が(2.5km)伸びています。盗賊滝は急な坂道を縄に頼って下らなければなりません。ここにまつわる話で、旅人が歩いて弥矢嶺を越える時、盗賊が隠れていて、旅人の財物をうばってからこの滝で殺したという伝説が伝わっています。その時つけられた名前が盗賊滝または盗賊沼で、今でもそう呼ばれています。弥矢嶺渓谷は原始林が自然そのままに保存されており、夏場にも余り暑さが感じられません。 周辺には百潭寺、竜垈自然休養林、十二仙女湯渓谷、玉女湯、将帥台、大勝瀑布、必曳薬水など観光地がたくさんあります。  


慶尚北道(蔚珍郡 )

金剛松は幹が真っ直ぐで葉に光沢があり、木の皮は赤色を帯びています。樹形と材質に優れ、松の中でも最高の松とされており「金剛松」または「剛松」、「黄腸木」、「春陽木」など、様々な名称で呼ばれています。 慶尚北道蔚珍郡西面召光里金の金剛松集団分布地は、肅宗の時代には王の棺を作るのに使う品質の良い松として管理されていました(黄腸封山)。1959年、育種林に指定された後、2001年には山林遺伝資源保護林に指定されるほど有名な松林で、金剛松美人松(樹齢520年の松)がある地域として特別に保存・管理されています。 金剛松林道探訪予約制 金剛松林道は山林庁が国費で造成した第1号の林道で、1区間・3区間は正常予約受付、2区間は団体探訪客のみ予約受付、4区間・5区間は現在試験的に予約受付・運営しています。探訪予約はインターネットを通じて先着順で受け付けています。


京畿道(竜仁市) , 龍仁

ウェンットク村は輸入開放と消費減少により危機を迎えている米農業を育成し、米の消費を促進するために造成され、伝統トク(餅)を再現するスローフード体験村です。韓国の土地で育った優秀な食材を利用して作る伝統トク(餅)や料理を吟味し、消えゆく歴史や伝統文化を感じながら自然の姿をそのまま保存する農村体験活動など、さまざまな楽しみどころがあります。