慶尚北道(尚州市 )

洛東江 擎天台擎天台(ギョンチョンデ)は、岩の絶壁と古い松の木が絶景を織り成しているところで、「天が自ら舞い降りてきた場所」という意味を込めて「自天台」とも呼ばれていたほどです。しかし、朝鮮時代の学者である蔡得沂が「大明天地 崇禎日月」という文字を刻んで以来、現在の擎天台と呼ばれるようになりました。蔡得沂がこの地に建てた亭子(あずまや)である舞雩亭が岩の絶壁の上に建っています。擎天台内には、展望台や人工滝、擎天台子どもランド、キャンプ場などがあります。擎天台の入口から坂を越えて洛東江の川沿いに出ると、その道沿いに食堂や売店が並んでいます。何よりも擎天台の絶壁の上から見下ろす洛東江の風景が壮観です。擎天台にまつわる逸話 擎天台は、祈雨祭を行う場所としても利用されたと言われており、朝鮮時代の将軍 鄭起龍はこの地で空から舞い降りてくる龍馬を得たという伝説もあります。鄭起龍が岩を砕いて馬の飼い葉桶として使ったとされる遺物も残されています。尚州はソンビ(昔の学者)たちの会合場所であったことでも知られており、彼らもよく擎天台を訪れたと言われています。擎天台にある展望台からは遠くに主屹山(1106メートル)と鶴駕山、洛東江と白華山などを眺めることができます。展望台へと上がって行く登山路は松の森道となっており、山林浴を楽しむのにもぴったりです。また、周辺には慶尚北道記念物第25号に指定されている伝沙伐王陵と伝古寧伽倻王陵(慶尚北道記念物第26号)、忠義祠など文化財も多くあります。


江原道(太白市)

太白市は環東海圏域(ロシア、中国、日本)の国際的な高原観光都市として北側と東側は三陟市、西側は旌善郡、寧越郡、南側は慶尚北道の奉化郡と接した高原盆地型都市として隣接都市が勢力圏に含まれています。道路は嶺東及び中央高速道路とつながる国道31, 35, 38号線を通じて移動が可能で、鉄道は嶺東、太白線が連結されました。 白頭大幹の中枢である太白山脈の母山、太白山があり南半島の給水源である漢江、洛東江の水源でもあります。海抜1,567mの太白山から分かれた太白山、嶺東山岳の峡谷地帯は漢江、洛東江、五十川の3つの川が始まる場所です。太白は昼と夜の気温差がはげしく夏も日没後はひんやりしているため蚊がおらず、高山地域特有の気候条件により一年を通して過ごしやすく観光、休養、運動に最適です。


忠清北道(忠州市 )

様々な効能がある炭酸温泉水「仰城炭酸温泉」 仰城炭酸温泉(アンソンタンサンオンチョン)の温泉水は地下700mから湧出しており、高・低血圧、糖尿病、関節炎、神経痛、うつ病、成人病を予防し、運動不足の肥満症、肩こり、腰痛、冷え性、便秘、痔を予防するのに効果があります。また、炭酸温泉水は心身のストレスを解消し、新陳代謝促進および血のめぐりをよくし、過敏性皮膚、しみ、そばかす、水虫、湿疹、老人性色素斑などの治療にもよいとされています。 温泉水は水温が25~38℃と低めなので、熱めの湯を張った浴槽も別に用意されています。健康増進はもちろん、精神的安定にも大きな効き目があるという炭酸水浴は、肌を滑らかにしてくれ、疲労回復に効果があります。また、仰城炭酸温泉はクヌギを燃料としたクヌギ薪ボイラーを使用してチムジルバンや水を温めています。 仰城炭酸温泉地区について 京畿道長湖院とつながっている忠州市仰城面敦山里と陵岩里一帯には、大規模な炭酸水温泉タウンが形成されています。仰城温泉には「忠温(チュンオン)温泉地区」「陵岩(ヌンアム)温泉地区」「敦山(トンサン)温泉地区」の3つの温泉地区があります。1989年に忠温温泉地区と陵岩温泉地区が観光地に指定され、1995年に敦山温泉地区が観光地に指定されました。


全羅南道(和順郡)

雲住寺(ウンジュサ)は他の寺とは違い独特な仏像と仏塔を持っており、神秘的な寺刹と呼ばれています。以前はこの寺には千体の仏像と千基の仏塔があり、千仏千塔として有名でしたが、現在は約100体の仏像と20基の仏塔が残っているのみです。雲住寺の創建について正確な記録はありませんが、新羅末期にトソン国師(827~898)が創建したという説があります。雲住寺は通常寺の入口にある金剛門や天王門などがなく独特の様式。雲住寺でいちばん最初に目に付くのが雲住寺九層石塔(宝物第796号)で、この塔には精巧さがなく素朴な造りとなっています。九層石塔から少し歩くと左右の分かれ道になっており、左側に行くと七星岩があります。これは北斗七星の姿に似ていることから、雲住寺が星座の姿をかたどっているとの説の由来となるものです。他にも臥仏2体や侍衛仏(石仏立像)、七層石塔と五層石塔などいろいろな文化財を見ることができます。


全羅南道(珍島郡 )

1929年ごろ金海金氏が済州島を訪れる際、この島がティブル(茅)で覆われていたことからティソム(茅島)と呼ばれるようになりました。茅で屋根を葺いた家が多かったことからティソムと呼ばれたという説もあり、現在では島名が漢字で表記し茅島(モド)と呼ばれています。  


慶尚北道(醴泉郡 )

醴泉天文宇宙センターでは、星と宇宙をテーマにした、韓国初のテーマ公園として科学観光、教育観光を先導しています。 センターには、夜空に輝く星たちを観測できる「醴泉星天文台」や、宇宙飛行士訓練を受けてみることのできる「醴泉宇宙環境体験館」、天文学の歴史と天体について勉強することのできる「天文学小公園」などがあります。 星天文台と宇宙環境体験館の2階には、家族や友達と一緒に夜遅くまで天体観測や天文学の講義を聞きながら寝起きを共にすることのできる観測者宿所が用意されています。 また、醴泉天文宇宙センターでは、天文や宇宙に関する様々な体験だけでなく、世界で唯一ヘリコプターに乗りながら天体観測をすることができる体験も提供しています。さらに、2014年からはアメリカのXcor社が製作する2人乗り準軌道宇宙船のLynxを導入し、世界で2番目となる民間宇宙旅行を準備しています。


慶尚北道(聞慶市 )

ジップコリア(株)は、韓国初のエコアドベンチャー施設であるジップラインコースを慶尚北道聞慶市仏井自然休養林内に設置および運営しています。ジップコリアは世界さまざまな国で爆発的な人気の新感覚アウトドアレジャースポーツです。聞慶にあるジップラインは、企業の研修や青少年プログラムやファミリーで楽しめるコースとして聞慶の新しい体験観光コースとなっています。難易度や長さ(82m~360m)がさまざまな9コースで構成され、天気や季節に関係なくワイヤーに乗って487mの高さから稜線や渓谷の上からダイナミックでスリルある面白い経験ができます。


慶尚北道(漆谷郡 )

「松亭自然休養林」は岐般山(464.7メートル)の麓にあります。岐般山には岩が多くある他、マツ、ゴヨウマツ、ハナズオウなど、さまざまな樹木が自生し、美しい景観を作り出しています。 宿泊施設「森の中の家」は丸太や黄土など自然のものが使われているのが最大の特徴であり、森の中にはウサギ、ノロジカなど多くの野生動物が生息しています。また、都心に近い休養林として家族連れなど多く人々がここを訪れ、ゆったりとした時間を過ごしています。


慶尚北道(鬱陵郡)

石圃展望台は、美しい神秘の島、鬱陵島の北面の端に位置し、小さい漁村である石圃村にあります。 鬱陵島には、3つの望樓(高台に建てられた監視用の楼閣)がありますが、この中で東側にあるのがこの石圃展望台です。1905年に設置された展望台は、日露戦争以前から望樓の役割をしていて、日本がロシア軍艦を観測するために1945年前使用されたと知られています。 石圃展望台は、鬱陵島と韓半島の間にある東海を展望できる位置にあり、展望台には2階建ての八角展望台とデッキ、望遠鏡などがあります。八角展望台に上がると鬱陵島3大秘境である孔岩(おばけ岩)、観音島、三仙厳とともに竹島、北側海岸絶景など天恵の自然景観が一目で見渡せます。展望台下側には、石圃休憩所があり、石圃展望台から内水田日出展望台までつながる石圃昔の道トレッキングコースがあります。


京畿道(水原市) , 水原

豊味食品はキムチに対する情熱と現代化された生産施設でキムチの普及と輸出に先立っている企業です。キムチの歴史的な背景と材料に対する詳細な説明とともにキムチを作る体験が可能で、学生団体や外国人観光客に人気です。 ここの見学はまずキムチ作り体験からスタートします。体験は試演を見た後に、白菜キムチを作っていきます。体験後は豊味食品のキムチ工場や研究所を見学します。整った自動化施設で1日に約10トンのキムチが生産される過程を見学し、研究所では新しい機能性のあるキムチの研究過程やさまざまなキムチ関連の特許を持つ豊味食品のプライドがみられます。 本館3階にある伝統食品文化館はキムチの種類や材料などと豆腐、味噌、もち、韓菓など韓国の伝統食品の由来や発展過程を一目でみられるようになっています。