普門寺
 
仁川(江華郡)
江華郡西部にある席毛島(ソクモド)には、ヘミョン山、サンボン山、サンジュ山の三山があるため三山面という地名になりました。普門寺(ポムンサ)はヘミョン山とサンボン山の間にあり、寺があるところは洛迦山と呼ばれます。韓国の大部分の寺院がそうであるように創建年度や創建にかかった年期や説話などが確実ではない状態でしたが、近代の高僧であるパク・ハンヨン僧の『普門寺法堂再建記』によれば新羅善徳女王4年(635年)の創建となります。 明け方頃に聞こえる寺の前の海の波の音や眉岩の磨崖観音菩薩像は、昔から江華8景の名勝地となっています。煩雑な都心を離れ、西海の海の匂いが含まれた風を感じながら普門寺に来ると、仁川市記念物17号に指定された約600年になるイブキの木の香りが寺の庭でかすかに感じられます。直径69cm、厚さ20cmで普通のものより約2倍大きなひき臼があります。また眉岩の磨崖石仏は、寺の広間から約8分ほど登るとあり、西海の景色や時間に合わせると西日も見れます。

沙羅峰公園
 
済州道(済州市 )
沙羅峰公園は済州市の東門ロータリーから、東へ2kmの距離にある高さ143mの小山です。ここで見ることのできる沙峰落照は瀛洲(ヨンジュ)12景の一つで、城山日出と肩を並べるほどです。北は海を挟み、南は漢拏山を望む沙羅峰公園は、済州市民はもちろん観光客も好んで訪れる場所です。沙羅峰入口のバス停留所から公園に行く途中には慕忠祠があり、沙羅峰の東側にはパラグライダー場のある別刀峯が寄り添っています。その麓に愚堂図書館がありますが、ここから沙羅峰の後ろ側に回り、済州港を通り過ぎ、塔洞まで行くコースは名の知れたドライブコースです。

国立扶余博物館
 
忠清南道(扶余郡 ) ,
  扶余の文化を一目で見ることができる国立扶余博物館扶余市内の東南、錦城山の麓にある国立扶余博物館は1929年に財団法人「扶余古跡保存会」が発足した百済の文化財、遺物を集めた博物館です。1939年は「朝鮮総督府博物館扶余分館」と呼ばれていました。1970年には扶蘇山の南側の麓に新しい博物館を建てて扶余地域をはじめとした百済圏に散らばった百済文化遺物を中心に展示しました。1993年に8月6日に現在の場所に移転しました。国立扶余博物館は61,429㎡の面積に4つの展示室と野外遺物展示場があり、約1,000点の遺物が展示されています。国立扶余博物館の構造建物の設計当時、韓国の伝統様式を導入して8角形の中庭を中心にして常設展示室である先史室、歴史室、仏教美術室と野外展示室を配置しました。先史室には扶余地域を中心に忠清南道地域で出土された青銅器時代と鉄器時代の遺物を、歴史室には泗沘時代の百済の遺物と三国時代の遺物を展示しました。仏教美術室には泗沘時代の百済の仏教美術品が展示されており、野外展示室には仏像と石の塔などの彫刻作品が展示されています。  

錬武台
 
京畿道(水原市)
ユネスコ世界文化遺産「水原華城」の中には錬武台(東将台)があります。錬武台は華城の東門である「蒼龍門」と北側の守門である「華虹門」の間の高い丘にあり、四方が開けており、華城の東側から城の中を見回すのによい軍事要地となっています。1796年に水原の華城が完工された後、錬武台は兵士たちの訓練場でした。刀と槍、弓を扱う空間として200年を超す評判高い場所です。錬武台はまた、水原市シティツアーのコースでもあります。錬武台で伝統衣装を着て伝統武芸であり昔の文化である弓道を体験でき、さまざまな韓国の文化祭りに接する機会を提供しています。また、錬武台は社稷公園の黄鶴亭や南山の石虎亭、全州の穿楊亭とともに、由緒ある場所として知られています。

フットボールファンタジウム
 
ソウル(麻浦区) ,
サッカーテーマミュージアム「フットボールファンタジウム」は、サッカーとIT技術を融合した様々な展示/体験/教育/遊びが楽しめる複合サッカーテーマパークです。 FAN:韓国サッカーとファン達の出会いの空間 FANTASY:サッカーを通じて未来を夢見て楽しむ分かち合いの空間 MUSEUM:韓国サッカーの歴史的産物に出会う空間 STADIUM:実際に競技場で競技をするように様々なサッカーコンテンツを体験できる空間  

金寧迷路公園
 
済州道(済州市 )
済州道済州市の名所「万丈窟」と「金寧蛇窟」との間に済州金寧迷路公園があります。木々の間に小道が設けてあり、一度入り込むと方向感覚を失って出口が分からなくなります。済州道に27年間住んでいるアメリカ人のFredrric H.Dustinさんが一生をかけて貯めた財産1億2千万ウォンあまりを費やし、世界的に有名な迷路デザイナーAdrian Flsher Minotaur Maze Designsにデザインを依頼し、その設計を基に1987年から自ら木を植えてつくり上げたものです。迷路の幅は1m前後なので車イスやベビーカーでも通ることができ、平坦な道なので移動は楽ですが、舗装されていないため、その点では多少不便を感じることもあります。それでも観覧しやすい方なので、車イスや年配の観光客に人気があります。

京畿道こども博物館
 
京畿道(竜仁市)
京畿道こども博物館はこどもたちのために建てられた体験型の博物館です。こどもたちが独自に学ぶことができる相互作用的な展示と教育プログラムを提供することで学ぶことの楽しさを知ることができるようにした場所です。博物館ではこども達が各自の興味と成長段階に適した学習が行われており、多様なテーマと概念を知り、想像力と創意力を向上させることができます。 * 開館日:2011年9月26日

李孝石文化村
 
江原道(平昌郡) ,
韓国の短編文学の白眉と称えられる「蕎麦の花咲くころ」の作品舞台であり、可山李孝石が生まれ育ったところです。去る1990年度に文化観光部から[全国第1号文化村]に指定され、ここ孝石文化村を背景に毎年「蕎麦の花咲くころ孝石文化祭」と呼ばれる祭が晩夏の8月末から9月初めに開催されます。李孝石の生家、水車小屋、可山公園、李孝石記念館、蕎麦郷土資料館などがあり、小説の中の背景そのままの蕎麦の花が山腹を囲み咲き誇ります。毎年初秋に開催される孝石文化祭は文学と蕎麦を素材とした見どころ満載な内容となっており、素朴でテーマ性のある郷土色の濃い祭として多くの賛辞が寄せられています。蕎麦の花が咲き乱れる南安洞一帯は李孝石の文学精神を称える者たちにより踏査が続けられています。祭の間は作品の舞台となる土地の踏査、全国孝石詩文コンテスト、ストリート民俗公演、作品の中の主人公を演出する仮装行列、写真撮影大会、蕎麦の花咲くころ演劇、映画の公演などが開かれます。蕎麦を使った代表的な食べ物としては蕎麦マッククス、蕎麦チジミがあります。

永郞湖
 
江原道(束草市)
東海岸にある永郞湖(ヨンナンホ)は、広さ1.21㎢、周囲が7.8kmほどの湖です。永郞湖という名は新羅(BC 57-AD 935)の花郎(青少年で組職された修養団体)の一人が友達と金剛山での修練を終えて帰る途中にこの湖を見付け、そのあまりの美しさにここに数日留まったという話に由来します。ここに訪れる観光客が必ず立ち寄るスポットがポムバウィです。ポムバウィとは、韓国語で虎の岩を表す言葉で、その名の通り岩が虎の形に似ており、人気の観光地となっています。永郞湖周辺にはゴルフ場やカヌー競技場がある他、遊歩道が造成されていて、朝は大勢の人がジョギングをしています。